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両丹日日新聞2008年8月10日のニュース

夏の夜空焦がす大文字 全国の送り火(2)

0805simanto.jpg ふるさとの夏の夜を炎で彩る大文字焼き。今年も8月16日夜、福知山市奥野部の姫髪山で催される。昔から「丹波大文字」の名で知られているが、全国には京都五山の送り火をはじめ、同様の大文字焼きが受け継がれている。日本各地の大文字を紹介する。
 

■8月15日終戦記念日 戦没者の慰霊で催す奈良市
 
 奈良県奈良市の「奈良大文字送り火」は1960年(昭和35年)にスタートした。冬の若草山焼きと並ぶ夏の観光行事として多くの人に親しまれている。
 
 戦没者2万9243人の慰霊を目的に終戦記念日の8月15日に開催される。春日大社境内で午後6時50分から慰霊祭が営まれ、午後8時に市内の高円山(たかまどやま・標高462メートル)に点火する。
 
 1画目109メートル、2画目164メートル、3画目128メートルに、人の煩悩の数と同じ108つの火床があって人々が燃え立つ炎に平和の祈りを込める。
 
■始まって8年目 静岡県三島市
 
 静岡県三島市では、2001年から始まった。15日から17日まで繰り広げられる伝統の三嶋大社夏の例大祭・三島夏祭りの一イベントとして新たに加えられた。
 
 15日午後7時30分に箱根連山の西斜面に点火される。1画目から順に約150メートル、約171メートル、約140メートルの火の帯で文字を形作る。
 
 全国で最も新しい大文字の火といえる。
 
■地区主催の催しで500年の歴史持つ 高知県四万十市
 
 日本最後の清流・四万十川で知られる高知県四万十市は、間崎地区に伝統行事の大文字火祭りが受け継がれている。毎年地区主催で催されており約500年の歴史を誇るとされる。
 
 応仁の乱を逃れ土佐に下った前関白・一條教房の息子房家が、父や祖父兼良の精霊を慰め、京都を懐かしんで始めた−など諸説がある。旧暦の7月16日、今年の8月16日午後7時ごろ、地区内の茶わん型をした小高い十代地山の山腹に火を入れ、1画目23メートル、2画目と3画目が各25メートルの大の字を描き上げる。
 
写真=約500年前に始まったとされる高知県四万十市の間崎地区の大文字(四万十市提供)
 
 
■京都大文字に倣って慰霊と世の平和祈る 福知山市

 福知山市の丹波大文字は、1952年(昭和27年)にスタート。京都五山の送り火で知られる京都大文字に倣(なら)い、世が平和で人々が幸せに暮らせるように−との願いを込めて始まった。

 大きさは、1画目と3画目が約80メートルで2画目が約90メートル。ここに計56の火床がある。盆に迎えた先祖の霊をあの世に送る精霊の送り火として毎年8月16日午後8時、姫髪山(標高406メートル)の中腹に積み上げた薪に火を入れる。
  
0805daimonji01.jpg
 
  
■丹波大文字法要と送り火を拝む
 
 福知山市仏教振興会副会長 森田 寿一
 
 本市の一大風物詩とでも申しましょうか、8月16日は、福知山商工会議所、丹波大文字保存会、福知山市仏教振興会共催によります「第57回丹波大文字法要」が厳粛に執行されます。
 
 当日は午後2時から市厚生会館大ホールに各家庭から様々な願いを込めた経木(大文字塔婆)約3万枚(うち2200枚は英霊)が祭壇に祭られ、午後4時から各流派御詠歌講員により御詠歌の奉詠、午後5時から各寺院による回向(えこう)が始まります。
 
 会館内での儀式は午後6時に終了し、すべての塔婆が姫髪山山頂の東面に納められます。そして午後8時、各寺院が打つ梵鐘と同時に坑木に一斉点火され、盛夏の夜空に美しい「大」の文字が輝き、煩悩即菩提の丹波大文字精霊送り火の儀式がここに始まります。
 
 どうかみなさん合掌して頂き、御霊が安らぎますように、加えて世界の平和、社会の安寧、さらには郷土の益々の発展を念じて頂きたく存じます。
 
 さて最近の新聞、テレビ等の報道を見聞するに、各地で親が子を、子が親を殺傷、また夫婦間の事件、さらに縁もゆかりもない無関係な人に対する殺害や卑劣な事件など、正に吃驚仰天の極みであります。
 
 このようなまさかと思わせる凶悪な犯行は、断じて許せません。地域社会全体が一致協力し、早期発見のもと大事に至らないような取り組みも不可欠だと思います。一人ひとりが命の重要性を再認識し、残忍な犯行が起きない社会の構築に邁進することが今後の課題ではないでしょうか。
 
 「いのち尊し」。
 
 それでは酷暑のとき、御自愛専一にて御精進あらんことを衷心より祈念申し上げます。後になりましたが、今後とも本事業の伸展に温かい御支援と御協力を切に懇願申し上げます。
  
 

    

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