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両丹日日新聞2008年7月27日のニュース

手入れされ災害に強い「丹州材の森」2件を協会が認定

0725tansyu.jpg 木材価格の低迷が続き、間伐が進まない状況のなか、福知山、綾部、舞鶴3市の行政、森林組合関係者らで組織する丹州材推進協議会(西口洋一会長)が今年度から、「丹州材の森」認定事業を始めた。手入れが行き届いて優良材が生産され、災害に強いことが条件。24日、初めての認定森として市内の森林所有者2人に認定書が手渡された。地域林業の振興を狙いに、認定森から木材市「丹州材フェア」に出荷された場合、奨励金を支給することにしている。
 

 木材価格は1980年をピークに下がり続ける傾向にある。「間伐をしても収入にはならない」と嘆く森林所有者が多く、林業生産活動の低迷に拍車をかけている。中丹地域の山で生産されたスギ、ヒノキの「丹州材」を守り、生産者の顔が見える地産地消の林業を進めたいと、優良材を育てる森林所有者への励ましとなる認定事業を計画した。
 
 応募は福知山、綾部両市から27件あったが、面積が大きい公有林や手入れをした記録がないものは除き、今年度は13件を審査対象にした。西口会長ら同協議会の5人が、手入れがされた美林▽施業履歴が分かる▽欠点材(曲がり、獣虫害など)が少ない▽経営意欲がある−などを基準に所有者との面談や現地調査、審査をし、地域の模範となる認定森を決めた。
 
 認定されたのは、大江町河守の真下勝行さん(55)が管理する約3ヘクタールと猪野々の阪根晴美さん(81)が管理する約1・7ヘクタールで、それぞれスギ、ヒノキの混交林。いずれも優良材が多く、樹高(メートル)を幹の直径(センチ)で割った値の形状比が0・75未満で災害に強く、立木密度管理も適正で、手入れをした記録も残されていた。
 
 全体的な傾向として、手入れがされた森林は多いものの、間伐が不十分な所や枝打ちの実施の遅れ、枯れ枝などが見られ、認定は2件にとどまった。
 
 認定森には高さ約2メートルの標柱を設置。綾部市の京都丹州木材市場で開催される丹州材フェアに出材された場合は、奨励金を支給する。
 
 阪根さんは40ヘクタール以上の人口林を管理し、伝統的で優れた生産にかかわる技能者として府から「山の匠」の認定を受けている。ヒノキ材の認定書を受け取ると「林業を始めて60年になりますが、木材価格は28年前のピーク時に比べると10分の1に満たない。森が評価され、奨励金の支給もあり、励みになります」と喜んでいた。
 
 
写真=丹州材推進協議会の西口会長からヒノキ材を使った認定書を受ける阪根さん(左)
 
 

    

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