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両丹日日新聞2008年7月 5日のニュース

身を犠牲に子ザル守る 三段池公園で母親転落死

0705sancyan.jpg 福知山市猪崎、市動物園(二本松俊邦園長)で、園近くの「猿ガ島」で母親と死に別れたニホンザルの赤ちゃんが職員の手によって飼育されている。母ザルは猿ガ島の高所から赤ちゃんザルを抱えたまま過って転落したとみられ、職員らは自分の命を顧みず子どもを守った母ザルの愛情の深さに感銘を受けている。赤ちゃんザルは元気に育っており、同園では「母親の分まで長生きしてほしい」と願っている。
 

 母ザルが死んでいたのは6月20日朝。地面に倒れた状態で、多量の血が流れていた。赤ちゃんザルは死んだ母親に抱きついた形で見つかり、けがはなかった。猿ガ島の中央には、コンクリートで造った高い築山、通称「猿山」が設けてあるが、母ザルはそこから落ちたらしい。
 
 園によると、サルは普通の状態だと、猿山から落下してもうまく着地するが、この時は子どもを抱えていたため、手を使わず、体勢が崩れたまま落ちたとみられる。
 
 赤ちゃんザルは5月15日生まれの雄で、現在体高は約20センチ、重さは600−700グラムある。事務所のかごの中で飼育され、毎日二本松園長や職員からミルクをもらっている。
 
■母代わりにライオンのぬいぐるみ抱く
 
 名前は動物園がある三段池公園にちなみ、「三ちゃん」と付けた。人によく懐いているが、だれもいない時はライオンのぬいぐるみを、母親代わりに抱いている。
 
 園では当分の間、事務所内で育てるが、数週間後には外にも出して多くの来園者に見てもらうことにしている。子ザルを猿ガ島に戻すと、他のサルたちから迫害を受け、死んでしまうため、島には戻さず、将来的には他の動物園や施設に引き取ってもらうことを考えている。
 
 二本松園長は「自然界では、親ザルが自分の命を犠牲にしてまでも子どもを助けるといったことはほとんどない。人間のように母ザルは深い愛情を持っていたようです」と話している。
 
 
写真=母親を思い、ぬいぐるみに抱きつく赤ちゃんザル
 
 

    

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