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両丹日日新聞2008年5月 8日のニュース

NHK大河「篤姫」に福知山の文化財活用

0508enjyouji.jpg NHK大河ドラマ「篤姫」に、福知山市の寺院に伝えられた市指定文化財の屏風(びょうぶ)絵図を元にした美術セットが使われ、11日放送分から登場する。
 

■円浄寺の狩野養信「四季花鳥図」屏風
 
 セットになったのは本堀の曹洞宗・円浄寺(塩見芳徳住職)が所蔵する狩野派の画家、狩野養信が描いた「四季花鳥図」屏風。徳川11代将軍・家斉の娘、溶姫が文政10年(1827)に加賀藩主・前田斉泰に嫁いだ際の婚礼調度品で、慶応4年(1868)に亡くなった後、葬られた金沢市の天徳院に納められ、その後明治9年(1876)に円浄寺へ移された。
 
 第2次大戦中は学童疎開の教師の部屋に立てられたりしてきたが、養信の日記などから、養信の作で溶姫の婚礼調度品だと確認された。傷みは少なく、2年前には小さな穴や破れの修復を行い、大事に保管されている。
 
 溶姫を迎えるにあたって前田家が江戸屋敷に設けた御守殿門が、東京大学の赤門になっているのは有名。将軍家から加賀百万石への嫁入りとあって、調度品は当時最高のものがあつらえてあり、四季花鳥図屏風は前面を金地とし、雲や遠山を背景として春夏秋冬の四季の自然を巧みに描いている。六曲一双で縦138cm、横308cmの2枚組。
 
 NHKの美術スタッフが「江戸城大奥という閉ざされた空間の中で、薩摩の自然に囲まれて育った篤姫が癒やされるような、四季を感じられる狩野派の大和絵を再現したい」と、篤姫の居室を飾るにふさわしい画題を探していて「円浄寺の四季花鳥図屏風がまさに探し求めたものと一致」して、同寺を訪れた。
 
 スタッフ6、7人で全体構図のほか、鳥や松の枝など細部にわたり筆先までを詳細に観察して模写。これを元にして大奥のふすま2組(8枚)と床絵1枚を作製した。11日放送の「大奥入城」以降、たびたび茶の間に映し出される。
 
 塩見住職(42)は「府、市にご支援いただいて修復できたからこそ、NHKからお声をかけていただけました。福知山の文化財を元にしたものが全国に映るのがうれしいです」と放送を楽しみにしている。
 
 
写真=溶姫の四季花鳥図屏風と塩見住職
 
 

    

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