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両丹日日新聞2008年5月 2日のニュース

絶滅危惧のオキナグサ 故人の意志継ぎ増殖

0502okina.jpg 「幻の山野草」といわれるオキナグサ(翁草)を、福知山市牧のケアハウス、ニコニコハウスに入居しているお年寄りたちが、愛情込めて育てている。亡くなった仲間の「絶滅の危機から守りたい」という遺志を受け継いでいるもので、熱心な世話で株数が年々増え、種子の配布で栽培の輪も各地に広がっている。
 

 オキナグサは乱獲が進んで自生地が減り、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧(きぐ)II類に指定されている。ハウスにいた元福知山山野草の会の会員、大槻さんが7年前、増殖を目的に敷地内に23株を植えたが2年後に亡くなり、花好きの住垣さん(81)と横田さん(83)が受け継いだ。
 
 ハウス横広場のフェンスに沿って群がるように植わっている。春に赤紫色の花を咲かせたあと、白色で絹毛状の雌しべが広がり、やがて白い綿毛で覆われて球状になる。その姿が白髪頭の老人を連想させるところから名づけられた。
 
 今年は春先に雨の日が多かったせいか、例年より1週間以上早い4月上旬から開花を始めた。風通しが良い場所を好むため、2人は定期的に除草作業をするなどこまめに世話を続け、株数は当初の9倍以上の200株余りに増えた。1株から出る花茎の数も、昨年は30本ほどだったが、今年は50本に達しているものもある。
 
 住垣さんは「大槻さんが入院しているとき、病院に通って栽培方法を学びました。そのおかげもあり、順調に育っています。夏越しが難しいといわれますが、種子を譲った主婦の方たちから開花の便りがたくさん届いています。天国の大槻さんもきっと喜んでいるでしょう」と話している。
 
■16日に種子や苗を無料配布
 
 栽培の輪を広めるため、種子や苗の無料配布をする。配布3年目を迎え、今までに70人以上に渡した。16日午後2時から、ハウスで現地見学と栽培説明会を開き、希望者に手渡す。参加希望者は事前にハウス=電話0773(33)3770=へ。
 
 
写真=お年寄りの熱心な世話で、オキナグサが群生するニコニコハウスの敷地
 
 

    

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