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両丹日日新聞2008年3月10日のニュース

由良川にサケの稚魚を放流 30年続いた府の事業終了

0310sake.jpg きっと古里に帰っておいでね−と、サケの放流が8日に福知山市の音無瀬橋下流、由良川河川敷で行われた。市民グループ「サケのふるさと由良川を守る会」が呼びかけ、親子連れら約200人が参加し、府がふ化させた稚魚と市民がふ化させた稚魚、合わせて2万800匹を次々と川面に放した。約30年間続いてきた府の事業はこれで終了。来年度から市民の手で続けていくが、大量放流はこれが最後となった。
 

 府は1979年から増殖事業に取り組み、サケは由良川と流域のシンボルになっているが、回帰数が少ないことから、事業は今年度で終了することになった。
 
 この日放流したのは府が牧川養殖漁業生産組合でふ化させたうちの2万匹と、「守る会」の会員たちが世話した約300匹、府立海洋高校(宮津市)の生徒たちがふ化させた500匹余り。
 
 守る会の塩見日出勝会長が「府の事業は今年度で終わりますが、これからも市民の手で続けていきましょう。今は由良川が日本列島での放流の南限。これを北上させてはいけない」と呼びかけ、府の職員がサケの生態を説明してから放流開始。バケツに小分けした体長4−6cmの稚魚を子どもたちが水際まで運び、ゆっくり傾けて川へ放していった。
 
 守る会では、ほかに3000匹をふ化させているが、まだ小さいため後日放流することにしている。また、市民活動として続けていくため、来年へ向けての1口1000円の協賛金や協力者募集もしている。
 
 
写真=バケツを傾け稚魚を放流する子どもたち
 
 

    

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