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両丹日日新聞2008年1月30日のニュース

市幹部汚職:再発防止への模索続く 来月中旬に内部調査中間報告

 福知山市民病院改築工事に絡み市幹部が逮捕された汚職事件。福知山市は、事件の背景と構造を探る内部調査と、全市職員対象の公務員倫理に反する行為の有無についての聞き取り調査を進めている。これらの中間報告をまとめ2月中旬にも公表する予定。再発防止への道を模索している。
 

 同病院の立体駐車場建設工事で、特定業者が下請けできるように便宜を図った見返りに現金1000万円を受け取ったとして22日、元病院建設室長が府警に収賄容疑で逮捕された。
 
 高日音彦市長は記者会見、市議会、市民会議の場に出ては頭を下げてわび「市民の信頼回復を」と、沈痛な面持ちで繰り返してきた。
 
 市は、17日に元室長から「府警の事情聴取を受けたが潔白だ」と聞かされて以降、内部調査を始めた。市は「真面目との印象で、今でも信じられない。しかし、ただ本人の言葉を鵜(う)のみにしたわけではなかった。事件が起こりうる組織上の問題点についても調べている」と、事態を重く受け止める。
 
■元室長を取り巻く環境に要因か
 
 内部調査を進める市幹部は、事件につながる要因として、元室長を取り巻いていた環境を推測する。
 
 病院建設室は、公共建設工事を扱う土木建築部管轄ではなく病院管轄だった。病院には建築に関する専門性はなく「建設室で判断しなければならないことが多く、リーダーの元室長に集中したことで、大きな権限があるかのように映ったのかもしれない」と分析する。
 
 病院建設室の建物自体にも問題があったと見られる。病院建設室はその性質から、他の担当課との接点が少ない上に、職員全員が仕事をする場所とは別に、室長用の個室があった。「誰が来て、中で何をしているかがわかりづらい物理的環境があった」という。
 
 病院が完成し、元室長が次にかじ取りを任されていた「都づくりプロジェクト建設室」は、駅北で中心市街地活性化の核とする複合施設の北近畿の都センター(仮称)や新武道館など大型ハード建設4事業の重要部門。もとは土木建築部がある本庁舎4階にあったが、作業をする上での手狭さなどを理由に、昨年末に本庁舎横にある市武道館内の一室に移動している。しかしこれを4月から本庁舎4階に戻す。
 
 「ほかの職員の目に触れないようなことではだめだ、との反省をしなければいけない。同じようなことを絶対に起こすわけにはいかない」(高日市長)。
 
■法令順守制度は内部告発制度盛り込む
 
 再発防止の要として、4月の新設を目指すコンプライアンス(法令順守)制度について、高日市長は「相当厳しい内容になってくるだろう」とし、「市民の理解を得られる組織をしっかりとやっていくためには、内部告発制度を入れていかないことには、本物にならない」という。
 
 市役所への家宅捜索。市民からの苦情や失望の声。市職員に広がる不安。市第4次行革に盛り込んだコンプライアンス制度作りに動いていた矢先の事件発覚で、衝撃は大きかった。どうすれば市民の信頼を取り戻すことができるのか。模索の日々が続く。
 
 

    

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