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両丹日日新聞2008年1月16日のニュース

厄よけ、豊作願い 金尾地区で伝統の民俗行事「コト」

0115koto.jpg 福知山市夜久野町金尾地区(18世帯)で13日、正月の伝統行事「コト(事始め)」が行われた。地区の人たちが公民館に集まって、つくりものを飾り、餅つきをして1年間の厄よけや豊作を祈った。
 

 コトは戦前、年初めを祝うために町内の大半の地域で催されていた。しかし、過疎化など時代の変遷で、昔ながらの姿で続いている地区はほとんどなく、貴重な古里の民俗行事になっている。
 
 都会に出ている出身者も含め、子どもからお年寄りまで約40人が参加した。つくりものは長老が中心になって担当し、魔よけの力があるというハゼの木で、小さな臼、きね、12膳の箸(はし)を作り、つま先側半分だけの大きな草履、宝船をわらで編み、これらをひもで長さ2mほどにつないだ。完成後は、地区の中央付近にあるサクラの木につるした。
 
 他の参加者は、持ち寄った餅米で、昔ながらの餅つきをし、石臼でひいたばかりの黄な粉をまぶして味わった。
 
 片山自治会長は「結婚や新築など祝い事があった家に集まって、男性だけでするのが習わしでしたが、6年前から会場を公民館にし、女性も参加できるようにしました。帰省した人もいて、にぎやかな一日になりました。伝統行事を守り続けたい」と話していた。
 
 
写真=つくりものに使う大きな草履をわらで編んだ
 

    

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