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両丹日日新聞2007年11月27日のニュース

樹齢450年 スギの枝おろし 三和の大原神社

1127oobara1.jpg 福知山市三和町大原の大原神社(林秀俊宮司)で26日から、境内にそびえる樹齢450年のスギの枝おろし作業が始まった。空師(そらし)と呼ばれる専門職人が、樹高約30mの巨木の先端に登り、5m程に伸びた太い枝を次々と切り、クレーン車でつり下げて境内におろす作業を続けている。
 

 枝おろしは、風雪による倒木を防ぐことを目的に、生い茂った樹木の先端部分などの枝を切り落とし、全体の形を整える作業。通常の枝打ちとは異なり、樹高20m以上の巨木が対象で、林業のプロの空師たちが作業にあたる。
 
 スギは社務所横にそびえる3本で、すぐ下には数軒の民家がある。3本は上部で互いの枝が重なりあうように茂り、強い風を受けると、倒れやすい状態になっている。数年前から、台風が来るたび近くの住民は避難を余儀なくされてきた経緯があり、両端の2本は枝おろしをし、真ん中の細めのスギは傾きもあるため伐採の処置が取られることになった。
 
 林宮司は「神社周辺は府の環境保全地区の指定を受けており、樹木医らと相談し、神社を含む景観保護の処置として、府の補助金を利用し、枝おろしと伐採をすることになりました。長く神社の景観を保ってきたスギも生き残れ、住民の方々にも安心いただけるようになり、ほっとしています」と作業を見守っている。
 
 作業は、府樹木医会の伊藤会長の指示で行われ、枝の切り口には腐朽防止、根元には木炭を埋めて根腐れを防ぐ処置が取られる。
 
 作業は5日間の予定で、初日の26日は、宮司や神社総代らが見守る中、左端の1本で作業が行われた。スギのあとは、本殿のすぐ上にあるモミの巨木にも枝おろしの処置が施される。
 
 スギの樹齢は、樹木先端から切り落とされた幹部分の年輪から、樹木医の伊藤会長が推定したもの。先端の幹の年輪は200年を数え、根元は400〜450年の年輪を刻むだろうという。また、先端の年輪の密度は濃く、植林ではなく自然の種子から育ったスギであることも判別した。
 
 
写真=後方の巨木スギから切り落とされた幹の先端部分

    

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