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両丹日日新聞2007年10月 4日のニュース

桂三扇inピッツバーグ 現地日本人学校などで高座

1004sansen.jpg 福知山市の女流落語家、桂三扇さんが、このほどアメリカ・ピッツバーグで落語を演じてきた。現地の日本人学校などを訪れての公演。得意の南京玉すだれも披露して「日本にいてもなかなか生の落語は聴けないのに」と大喜びされた。
 

 京都共栄学園高校時代の先輩で、ピッツバーグ大学で臓器移植のリサーチアシスタントプロフェッサーをしている中尾篤典医師(観音寺出身)に招かれての渡米。初日は中尾さんの住むアパートの集会施設で公演した。日本人が多く住むアパートで、観客は日本語の分かる人ばかりとあって、午後の部は古典の「悋気(りんき)の独楽(こま)」と「桃太郎」、夜の部は師匠の桂三枝さんの創作落語「またも華々しき」と古典の「平林」を演じた。
 
 翌日が、渡米目的の学校訪問。現地の小学校などへ通う子たちのための日本人補習授業校で、在校生は幼稚園児から高校生まで。毎年、和太鼓など著名なアーティストを招いて日本文化に触れている。
 
 三扇さんは落語の説明から始め、手ぬぐい、扇子などの小道具の役割を紹介しながら、落語には「おち」があることなどを伝え、いよいよ本番の一席。学校図書館に絵本がある「寿限無」をリクエストされ、身ぶり手ぶりもおもしろく「じゅげむじゅげむごこうのすりきれ・・・」と演じて見せた。
 
 落語の後には南京玉すだれを披露。アメリカでは神社の鳥居を見かけないため、アメリカンフットボールのゴールポストに言い換え、節句の兜(かぶと)は映画に出てくるダースベイダーに言い換えるなど工夫した。ピッツバーグには、大リーグのピッツバーグ・パイレーツと並ぶ、アメリカンフットボールの人気チーム、ピッツバーグ・スティーラーズがあることを意識しての工夫で、狙い通りに大好評だったという。
 
 授業校には今年、桑田真澄投手が訪れ「本物にふれる、本物から学ぶ」ことの大切さを話しており、佐伯校長は「三扇さんに本物の落語を聴かせてもらい、日本文化のすばらしさを再確認できたことは教育的意義がありました」と喜ぶ。
 
 国内なら、どんな会場でも座布団の一枚、二枚はあるが、ピッツバーグには無いということで「ちゃんとした高座を見せたい」と、福知山から持参。上方落語特有の見台もスーツケースに詰め込み、大荷物での移動に。「海外での公演はニューヨークなど、これまでにも経験があり、あまり不安はありませんでした」と三扇さん。むしろ気をもんだのは「子どもたちが日本のことをどこまで知っているか」だった。生活スタイルもアメリカ流で育っているため、落語に出てくる場面、場面がイメージできるか心配したが、実際に演じてみると、どの会場でも子どもたちは大笑い。「日本の子たちと違って、すごく積極的で良かったです」という。
 
■ちりとてちん効果 小浜でも出演増える
 
 NHK朝の連続ドラマが10月から「ちりとてちん」に変わり、主人公が女流落語家ということで、いま何かと注目を集めている三扇さん。ドラマの舞台となっている福井県小浜市では落語会が数多く開かれ、最近は若狭方面での出演も増えた。26日には福知山市制70周年記念事業として、厚生会館で桂三枝さんが福知山をお題にした創作落語を発表する会があり、前座として出演するとあって、ますます話芸錬磨に力を入れている。
 
 
写真=落語の後に学年別ワークショップを行い、生徒に体験させる三扇さん

    

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