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両丹日日新聞2007年7月14日のニュース

市の説明「納得できない」と地元反発 公誠小・北陵中移転問題

0714itenmondai.jpg 福知山市の公誠小・北陵中全面移転改築事業に絡む問題で、地元主催の住民説明会が13日夜、坂浦の北陵コミセン体育館で開かれ、地域住民ら約150人が詰め掛けた。市と市教委は「今年度の実施設計費の予算執行を延期する」と説明。「白紙撤回とはいっていない」(大嶋正徳教育長)と強調した。しかし、行政の方針転換とその根拠について納得ができないとして、地元住民の怒号が飛んだ。

 
 説明会には北陵中を卒業した学生、保護者、お年寄りたちも出て会場の席を埋め尽くした。行政からは市長代理の山段誠副市長、大嶋教育長、畠中源一教育部長ら8人が出席した。これまで地元と行政で移転改築についての話し合いを進めてきた経緯があるにもかかわらず、地元に諮らずに方針転換を決めたことが問題となっており、地元自治会が抗議文も出している。
 
 説明会では、まずは地元にしっかりと説明をして情報を共有した上で高日音彦市長との話し合いの場を設けたいとする市側と、「学校を建てるといった市長が方針転換をする。本人が来て説明するのが筋だ」とする住民側で平行線となり、まとまらない。
 
 市教委は、教育に関する国の動向が大きく変わり、このままでは複式学級がある学校数が市内で急増する可能性が高くなるとして、公誠小・北陵中も含めた「全市域的な学校の適正規模・配置の検討が必要」と説明した。しかし、地元は「複式学級が増えることは議論する前からわかっていた。だから、子どもたちが増えるための学校を、とやってきた。そんなことが理由になるのか」と一蹴。
 
 「一方的に少人数切り捨ての施策を打ち出すなんて」「教育の町というが地域の子どもたちを否定しているのは市長だ」「全市のことを考えるのはわかるが、この村の将来に責任を持てるのか」「地域あげて頑張ってきたのに。学校のない地域に明日はない」。地元の切実な言葉が続いた。
 
 学校づくりに尽くしてきた地元の元市議会議員、立道正規さんも「堂々と6月議会に出してやるべきだったのではないか。旧3町も含め、公誠・北陵をモデルに周辺校について考えてほしい」と声を荒らげた。
 
 山段副市長は「適正規模を考えるときには、全27小学校含めての議論が正論と確信している」とし、「きょうは説明だけで、理解いただけるとは思っていない。必ず市長との話し合いの場を設ける。この説明会をきっかけにみなさんと話していきたい」と語った。
 
 市教委は、これまで学校づくりについて協議してきた地元と行政で作る委員会の教育部会で話していくことを打診したが、地元は「いまさら教育部会に戻して話すことにはならない。市の言い分を理解しろというふうにしか聞こえないきょうのような説明はいらない」と受け入れず、地域の声が反映される議論の場を求めた。
 
 5日の記者会見の場では、今年度の予算執行延期について、今後の復活はありうるのかとの報道陣の問いに対し、高日市長が「再復活は難しい」と、白紙撤回の色が濃いことをにじませている。また、説明会終了後に予算執行延期後の事業再開の有無について聞いた両丹日日新聞社の取材に対しては「有無も含め今後の協議で」(大嶋教育長)と明言を避けた。
 

写真:地元住民たちが切実な思いと怒りを市と市教委にぶつけた

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