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両丹日日新聞2007年7月 4日のニュース

台風で荒廃3年 名水「万亀の長寿の水」復活

0704amazameisui.jpg 福知山市天座地区に古くから語り継がれる名水「万亀の長寿の水」。10年以上前に地元で水場の整備をして大切にしてきたが、3年前の台風23号で一帯は荒廃し、水もくめなくなった。「なんとかせないかん」。地域住民たちが力を合わせ、このほど新たな水場を作り、名水を復活させた。

 
 元天座二区自治会長だった故・小原博さんたちが中心となり、地元が1995年ごろに天座一区の山のふもとで水場を整備した。水質検査にも合格し、名水として親しまれた。しかし、台風23号によって貯水場の屋根や案内看板が崩壊、周囲は流木が散乱し、近くを流れる雲原川も無残な姿となった。名水はくめなくなった。
 
 「みんなで整備し直したらどうだろう」との思いは地域の中にあった。そして昨年12月、名水復活への取り組みが加速する出来事が訪れる。
 
 福知山環境会議の「福知の湧き水プロジェクトチーム」から、現地への順路や由来などの説明を記した案内看板を設置したいとの打診があった。これに地元が背中を押された。その後、雲原川の護岸改修工事を終えた府から、残土を譲り受けることも決まり、名水復活への道筋が具体的に見えてきた。
 
 昔の水場は山を入ったところにあったが、新しい水場は登りがつらいお年寄りたちにも配慮して、10mほど下の山の入り口まで水を引いた。残土の上に砂利を敷いて整地し、景観よくベンチや石を置き、憩いのスペースも作った。水受けは地区外の市民から譲り受け、6月末にすべての作業を終えた。
 
 大阪など遠方から水をくみに来る人もあり、天座一区自治会長の早川守さんは「台風が来たときは周りも荒れ放題で、復活など考えられませんでした。地域の協力をはじめ多くの方のおかげ。これからも地区内外の交流につながっていけばうれしい」と話す。
 
 同会議の案内看板によると、万亀の長寿の水は、雲原川にたくさんの亀が住んでいたことを「めでたい」として名づけられた。天ケ峰山系の白山火山帯の蛇紋岩岩脈に雨水がしみこみ、浄化されて湧き出したと伝えられている、という。夏場の今も冷たく飲みやすい。
 
 7日には、自治会主催で名水復活を記念する集まりを企画しており、野だてや飲み物を準備してささやかに祝う。
 

写真:台風23号被災から3年。復活した天座の名水「万亀の長寿の水」の水場

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