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両丹日日新聞2007年3月 1日のニュース

便器を磨き、心も磨く 児童がぞうきんでトイレ掃除

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 福知山市水内の大正小学校(藤本澄子校長、359人)は、異年齢集団での「フレンドリー掃除」の一環として、全校児童あげてのトイレ掃除に力を入れている。便器はたわしで磨くだけでなく、ぞうきんで丁寧にふく徹底ぶりで、いつもピカピカ。きれいに使うマナーが向上している。

 この活動を呼びかけたのは、環境美化担当の山川直子教諭。山川教諭は昨夏、学校や神社のトイレ掃除を続ける京都市のグループのフォーラムに出席した。そこで「活動を通じて謙虚な気持ちが持てるようになった」という実践報告や、自動車用品販売会社の創業者の掃除哲学を聴き、感銘を受けたのがきっかけ。児童たちに人のために役立ち感謝される喜びを教えようと、トイレ掃除に取り組むことにした。
 
 それまでトイレ掃除は5、6年生の受け持ちだったが、全校児童へと広げ、10月から活動を始めた。担当者を「便今日人」と命名。教室棟の1階から4階までの各階にある男女別トイレ計8カ所を、それぞれ3人ずつのグループで順番に掃除する。時間は水曜日を除く午後1時30分からの15分間。
 
 11の手順があり、児童たちは長靴に履き替えたあと、床のごみをほうきで掃き取り、便器を柄付きのたわしでピカピカに磨く。床のタイルを磨いたあと、ぞうきんで便器の外側をきれいにふく。次回に備えて用具を整理整頓し、最後にトイレットペーパーの補充も忘れない。
 
 「低学年には難しいのでは」「便器をふくのに抵抗を持つ児童が多いのでは」と、最初は不安が強かった。このため、教師たちが手本を示すビデオを作製し、児童に見せ、全校集会でトイレの歌や詩を発表し、意欲を持たせた。なかった長靴を新調し、清掃用具も充実させた。各トイレには児童が手作りした「よごさずつかおう みんなのトイレ」などの標語を入れたのれんを掛け、明るいイメージに変えた。
 
 作業に黙々と励んでいた4年生の前田君(10)は、掃除を終えると「最初は少し嫌だった。でも、何度か便器を磨くと、楽しくなった。汚いところがきれいになるとすごく気持ちいい」と話していた。
 
 藤本校長は「生きる力を養うキャリア教育に重点を置いています。働くことの第一歩は掃除。体を鍛え、心を磨きます。以前は便器に汚物が付いていると処理をためらい、教師に助けを求める児童が多かったのですが、今は自分たちで処理しています。助け合って一生懸命取り組む姿には感動します。家庭でも掃除を手伝う児童が増えることを願っています」と活動の成果を喜んでいた。
 

写真:ぞうきんを手に便器を丁寧にふく児童たち


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