WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

購読お申込み 両丹日日新聞は全国にお届けできます。

トップページへ

ニュース

情報

コミュニティ


両丹日日新聞2007年1月15日のニュース

農家の人たちが冬場に麹の仕込み 灘、伏見の技を生かして

0115kouji.jpg
 農閑期の冬の作業として、福知山市雲原の先山地区で、ことしも米麹(こうじ)造りが始まった。仕込みと出荷作業の日はグループの農家の人たち全員が集まり、間の日も麹の様子を見に毎日作業場に顔を出す。丁寧に造る麹は質が良く、毎年多くの人から注文が届いている。

 
 もともとは味噌(みそ)を手がけていたが、食品製造の許可の関係から麹造りだけに絞り込んで作業するようになった。グループの名前は先山麹組合とし、メンバー8人で活動。ことしで16年目になる息の長い取り組み。気が合う仲間たちだったからこそ続いてきた。
 
 中心になっているのは女性たちだが、強力な助っ人たちが控えている。集落の男性陣だ。少し前まで、集落の男性たちは、多くが冬になると灘、伏見の造り酒屋へ出て酒の仕込みにあたっていた。麹を扱うのはお手のもの。日本を代表する酒蔵で身につけた技術を生かして、丹波の麹を造り出す。
 
 蒸した米を台の上に広げ、両手でもみながら冷ます「床もみ」が最初の工程。作業場にしている地区集会所は湯気が満ちて真っ白になる。頃合いを見計らって麹菌を混ぜ、まんべんなくまぶせるように、また丁寧に米をもみ込む。力がいる仕事で、寒い真冬でも体から汗が出てくる。ゆっくりしていては米が冷めてしまうため、休まず一気に仕込んでいく。
 
 まぶし終えたら米をしばらく寝かせ、翌日に切り返しなどの作業をして3日目に出荷となる。仕込みや出荷の日は全員集合。間の日も温度の管理が大事とあって、朝晩2回様子を見に来る。こうしてメンバーが顔を合わせ、いろんな会話を交わすことが楽しみで、毎年作業を続けてきた。
 
 ことしは7日に器具の熱湯消毒など作業の準備をして10日から仕込みを開始。山や家々の屋根、道まで雪で白くなった14日も、みんな朝早くから集まり、作業に精を出した。「白くてきれいな、良い麹だって言ってもらえるのがうれしくて」と代表の曽根八重野さん。楽しい仲間たちと、麹を待っていてくれるお客さんたちがいてくれることが励みだと、メンバーたちもうなずき合う。昨年は約750kgの注文を受け、ことしも注文の具合によるが、作業は2月中旬まで続く予定。
 

写真:できあがった麹を和気あいあいと袋詰めしていく麹組合のメンバーたち


株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

このサイトの正式公開は2000.6.20です

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ