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両丹日日新聞2006年11月17日のニュース

夜久野町でクマに襲われ男性けが 狩猟の下見で山に入り

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 福知山市夜久野町下千原の山中で16日午後1時30分ごろ、近くに住む男性がクマに襲われ負傷した。市は同日夕、現場付近に捕獲檻(おり)を設置し、17日朝からは猟友会の協力を得て一帯の山狩りをした。しかし、クマは見つからず午前中に打ち切った。

 襲われたのは、近くの無職、足立直さん(65)。足立さんは、16日昼過ぎから狩猟仲間の男性(70)とともに、わなを仕掛けるため下見に山に入り、クマに襲われ、顔をひっかかれて市内の病院に運ばれた。仲間の男性は、離れたところにいて無事だった。

 地元で扇山と呼ばれる山で、山頂にテレビ塔が建ち、頂上まで散策路の「てくてくロード」が整備されている。知らせを受けた市は、有線放送などを通じて近隣自治会や小中学校に注意を呼びかける一方、足立さんが襲われたと見られる現場付近の同ロード沿いに捕獲檻を設置した。

 さらに府の捕殺許可を受け、17日朝から猟友会のメンバー16人が、山を取り囲む形で山狩りを実施した。午前10時30分まで2時間30分にわたって捜索したが、クマは見つからなかった。

 この時期、町内でのクマの出没は珍しくなく、今年も目撃情報が相次いでいた。千原地区でも10月に民家の柿の木にクマが登っているのを地元の人が見かけている。ただこれまで人が襲われたことはなく、近くの住民は「過去にも聞いたことがない。何とかしてもらわないと恐ろしくて家も出られない」と不安げに話していた。

 府によると、福知山市で過去に人が被害に遭った正確な情報は分からないが、近年ないのは確か。近隣では昨年、綾部市内で1件発生しているという。

 クマの生態に詳しい府緑の指導員(鳥獣保護員)の森方徹さんは「今回は人が山に入って起きた。クマも人が近づいてきて危険を感じたのではないか。北海道に住むヒグマは、一度人を襲うと再び襲う可能性があるが、ツキノワグマはそうしたことは考えにくい」と話している。

安全な登下校への対応に追われる 明正小、夜久野中

 クマに襲われてけが人が出たため、千原地区から児童、生徒が通う福知山市夜久野町の明正小学校(高井俊明校長、75人)と夜久野中学校(塩見明洋校長、122人)では、対応に追われた。

 明正小学校では現場近くの道路を通って児童11人が登下校している。下校時は水曜日を除いて保育園の通園バスを利用しているが、16日の下校時と17日の登校時は、安全を確保するために保護者や職員が車で送迎した。18日以降は状況をみながら対応する。

 夜久野中学校では上千原から生徒3人が通学しているが、同校では学校近くの一部の生徒を除いてはスクールバスによる通学で、17日は、まっすぐに帰宅し、1人で行動をしないように全校生に下校指導した。10月に入ってからは安全対策として全校生がかばんに鈴を付けている。


写真:クマが出た扇山の山狩りに出発する猟友会のメンバーたち


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