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両丹日日新聞2006年11月14日のニュース

「丹波漆を伝統文化として継承を」 人間国宝の村山さんが訴え

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 丹波漆の魅力を多角的に探る「丹波漆シンポジウム」が11日、丹波漆の里、福知山市夜久野町額田、市夜久野ふれあいプラザで開かれ、人間国宝の講演や漆採取の説明、様々な作品展示などが行われた。

 講演したのは木工芸の重要無形文化財保持者(人間国宝)、村山明さん(62)。「物を思う心、木の心、命とつきあう」と題し、伝統文化を継承していくことの大切さを語った。

 高い技術を持つ村山さんだが「技術の錬磨にこだわっては技術倒れになってしまう。ある程度の技術が有れば物は出来てしまうが、出来てしまうのと作るのは違う。どう作るのかを四六時中考えることが大事だ」と話し、「考える」ことを繰り返して訴えた。

 自身の木に向かう姿勢としては、一般的に樹齢400年から800年の木を使うことから「そのまま置いといてあげたら1200年でも生きるかもしれない木を切り倒して使うのだから、800年、せめて100年は残る物を作ってあげなければならない。それが木に恩恵を受ける者の仕事だ」と話した。

 夜久野の漆については「透明度が高く美しい」と賞賛し、「こういう漆を、文化として絶やさないようにしてほしい」と求めた。

 また講演後には盆や文机、厨子(ずし)など自身の作品5点を手にしながら、それぞれの作品に注いだ思いや工夫を解説。取り囲んだ参加者たちからの質問に、丁寧に答えていった。

 このほかシンポジウムでは、市木と漆の館が福知山地方森林組合の協力で試作した漆塗りの床材の紹介、丹波漆生産組合の岡本嘉明組合長による漆採取の紹介が行われ、どれも高い関心を集めていた。

 
写真:自身の作品を解説し、参加者からの質問に答える村山さん


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このサイトの正式公開は2000.6.20です

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