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両丹日日新聞2006年10月26日のニュース

都山流尺八で最年少準師範 共栄中3年井本早紀さん

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 福知山市東羽合の京都共栄学園中学校(国田敦校長)に、国内最大の尺八流派・都山流尺八楽会の準師範資格を持つ生徒がいる。3年生の井本早紀さん(15)=丹波市市島町=で、小学6年生のときに、過去最年少で準師範試験に合格した。29日には同中学校文化祭で、テレビやステージで活躍する師匠のプロ奏者、永廣孝山さん(35)と舞台に立つ。11月には師範試験に初挑戦する。

 井本さんは小学校4年生のときに尺八を始めた。地元で開かれた都山流尺八のリサイタルで、ゲストの永廣さんの演奏を聴いたのがきっかけだった。4歳から琴を学び、尺八奏者の祖父の影響で尺八に関心はあったが、古典的なイメージが強くて好きにはなれなかった。ところが邦楽界に新風を吹き込み、洋楽やクラシック、ジャズまでこなす永廣さんの演奏に強く心を打たれ、挑戦してみようと思った。

 永廣さんの門下生となり、大阪府豊中市に月3回通い続けている。音を出すのも難しい楽器だが、周りの人たちが驚くほどに上達が早く、1カ月後には簡単な曲を演奏できるようになった。師匠の勧めもあり、2年後に岡山市で開かれた準師範の試験に臨み、最年少合格という快挙を成し遂げた。このとき受験したのは井本さんを除いては一般男性や男子大学生で、20人のなかで2位の成績だった。

 合格を機に孝星の竹号をもらい、各地で開かれる師匠のコンサートにもたびたび出演している。準師範になってから規定の3年が過ぎたため、11月に師範試験に臨むことになった。都山流尺八楽会は、各都道府県に支部があり、師匠だけで約6000人が活躍している。現在、中学生の準師範はただ一人。師範試験に通れば最年少師範が誕生する。

 共栄中文化祭のなかで芸術鑑賞として開かれるコンサート「和のしらべ」は、ゲストに永廣さんと大阪、姫路の琴奏者を迎えて29日午後1時30分から開かれる。1部は古典曲が中心、2部は世界のクラシックとラテン。井本さんは1部に登場し、自身が選曲したテンポが速めの曲「対動」を永廣さんと披露する。一般市民も無料で入場できる。

 井本さんは「尺八は自然の竹で作られたもので、息の加減で微妙に音色が変わるとても魅力的な楽器です。いつも曲のイメージを考え、情景を思い浮かべながら演奏しています。まず師範試験に受かり、将来は音楽関係の仕事に就きたいと思っています」と意欲をみせる。担任の前原広和教諭は「リーダーシップが取れる積極的な生徒で、将来が楽しみ。この道を究めてほしい。文化祭でのステージが楽しみで、ぜひご来場ください」と話していた。


写真:師匠のコンサートにもたびたび出演している井本さん


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