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両丹日日新聞2006年9月15日のニュース

府立工業高校の生徒らが機能訓練遊具を手作りして養護学校に寄贈

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 福知山市私市の府立中丹養護学校(矢原守校長)に14日、石原の府立工業高校(倉垣誠校長)の生徒6人が製作した機能訓練用遊具「なげいれくん」が寄贈された。遊具の穴に向けてボールを投げ、入るとメロディーが流れ、光るというゲーム性を持った遊具で、養護学校の子どもたちも大喜び。今後、故障したときなどのメンテナンスも生徒らが引き受けることにしている。さらに、別の遊具を製作して10月末に届ける計画もあり、生徒と養護学校の交流が深まっている。

 遊具を作ったのは生産システム科3年の宮崎亮一君、今田大地君、木村翔君、芦田利光君、高橋祐人君、川村綾香さんのグループ。

 遊具は幅と高さ90cm、奥行き110cm。片方の斜面に大小6つの穴があり、ここへボールが入るとセンサーで感知し、軽快なメロディーが流れる。同時に、前面に付けたLED(発光ダイオード)が点滅し、上部の得点ボードに得点が電光掲示される。

 遊具に設置したマイクロコンピューターで制御され、側面にはドラえもんやドラミちゃんの絵も付けた。上部にはハローキティの人形が光る。

 府立工業は今年度、府教委の「学力向上フロンティア校」(府内で11校)の1校に選ばれ、中丹養護校との連携などを通じて専門教育における学力の充実向上を図っている。

 今回の遊具もこの一環として製作した。6人は、ものづくりに福祉の視点を取り入れようと、5月に中丹養護校を訪問。このとき、ボールを投げ入れる遊具が目に留まった。しかし、これは1つしか穴が無く、ボールが入っても下から転がり出るだけだった。このため、ゲーム性を持たせて楽しく機能訓練ができる遊具を作ろうという案が出た。

 6月ごろから製作に着手し、授業や放課後などの時間を充てたほか、夏休みも多くの時間を割いて取り組み、微調整を繰り返して、つい先日完成させた。

 同グループの班長でもある宮崎君は「穴の数や大きさといった基本的なことから、車いすの人やいろんな人に使ってもらえるように、ボールのスピードも幅広く感知するよう、抵抗値を調整するなど苦労した部分が多くありました」と振り返る。

 中丹養護校へは、6人と関係者らが「なげいれくん」を車に積んで訪問。小学部の児童ら10人が集団学習室に集合して引き渡し式が行われ、遊具と、ドラえもんの絵を描いた手作りの掛け時計をプレゼント。最後に、児童を代表して中西咲良さん(6年)がお礼の言葉を述べた。

 遊具は大人気で、児童らはさっそく「なげいれくん」を取り囲んでゲームを楽しんだ。製作した川村さんは「こんなに喜んでもらえてうれしいです。苦労したかいがありました」と目を細めていた。

 府立工業ではこれまでにも、隣のキーを押さないようにするパソコンのキーボードカバーを贈っており、これを改善したものも近く贈ることにしている。また、宮崎君らのグループは、重度で医療器具を付けた児童が使えるよう、少しの力で遊べる遊具の製作も目指している。

 これは、スイッチを押すとボールが傾斜を転がり、ボウリングゲームなどに使えるもので、「ころころくん」という名前をつけ、10月下旬に届ける予定だという。


写真:「なげいれくん」で遊ぶ子どもたちの姿に、顔をほころばせる生徒たち


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