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両丹日日新聞2006年9月14日のニュース

全国に光秀ファンが増え 福知山城にも続々

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 NHKの大河ドラマ「功名が辻」などをきっかけに、明智光秀に興味を持った多くの人たちが、光秀が築いた福知山城を訪れている。「ドラマを見て来ました」「明智光秀が好きになりました」。全国からの光秀ファンの来訪で、ここ数年減少気味だった入館者数が盛り返している。

 福知山城(福知山市郷土資料館)の今年度8月末までの入館者数は、昨年同期と比べて2352人も増え、1万2092人になっている。「この時期に1万人を大きく超えるとは」と、城の職員たちも驚いている。

 明智光秀といえば、主君の織田信長を討った「本能寺の変」による謀反と、そのあと豊臣秀吉に討たれた「三日天下」のイメージが先行する。人柄や力量などを顧みられることはほとんどなかったが、最近になって多くの謎を残す光秀が脚光を浴びるようになってきた。

 功名が辻では重要な役柄となり、他のテレビ番組や本でも取り上げられる機会が増え、それをきっかけに光秀ファンが誕生している。

 今年度になって福知山城への来館者が増えたことを不思議に思った職員が、やって来た人たちに尋ねてみたところ「ここは明智光秀の城でしょう」という答えが返ってきた。「明智光秀は、実はいい人だったんですね」と話し、遠方から足を運んできた人もいたという。来館者が自由に書き込める「お城ノート」には、ファンたちの記録が残されている。光秀の城に来たことを喜ぶ声に始まり、光秀と自分との心境を重ね合わせる人、アイドルのように光秀にラブコールを送る人も。

 来館者の増加はうれしい誤算だったが、光秀関係の展示がなくて、「なぜ光秀ゆかりのものがないの?」という声があった。このため、4、5両月の企画展で使った明智光秀画像、光秀が戦法を定めた家中軍法、光秀の活躍をまとめた年表などを展示コーナーの一角に設けた。家中軍法を興味深げに見る人が多いという。

 職員らは「次は明智光秀が主役の大河ドラマが始まりませんかね」と期待しながら、来館者を待っている。

「城は郷土資料館」市民の来館も呼びかける

 全国からの来館者が増えている一方で、市民の来館者数は伸びない。職員は「城が郷土資料館で、内部に入れることを知らない方もまだいらっしゃるようです。地元の多くの方にこそ見てほしい」と話す。

 坂の入り口手前にある市美術館を郷土資料館と思っている人もいるようで、「城の中に入れるんですか、と聞かれることが今もあります」という。

 城内は江戸時代の上段の間を再現した部屋があり、200年にわたって城主を務めた朽木家甲冑(かっちゅう)や刀、城再建時に発掘された瓦などの文献的資料を展示している。ほかに博物館的要素として、福知山地方で出土した古墳時代の石器、土器類も並ぶ。城の構造として、侵入者を弓、銃で一方的に攻撃するための小窓「狭間(さま)」や石落としも見ることができる。頂上の天守閣からは、城下町だった市内が一望できる。

 開館時間は午前9時から午後5時まで。火曜日休館。大人310円、小中学生100円。問い合わせは電話0773(23)9564の福知山城へ。


写真:福知山城を訪れた明智光秀ファンの人たちが、お城ノートに置き書きをしている


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