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両丹日日新聞2006年9月11日のニュース

福知山のシンボル的文化財、松村邸の屋根壊される 「許せない」と怒りの地元

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 福知山市内記一丁目の府指定文化財、松村邸御殿の屋根が、何者かに壊されているのが10日午前に分かった。鬼瓦が無くなっているほか、屋根をふいていた銅板が約10平方mはがされている。地元から連絡を受けた府と市が持ち主に連絡。近く警察へ被害届を出すことになった。

 松村邸は1912年(大正元年)に建てられた2階建ての洋館、17年に建てられた入母屋造りの木造平屋御殿などからなり、計4棟が95年に府指定文化財となった。

 かつて福知山市内に本社を置いていた建設業・松村組の社屋兼本宅として建てられ、本格的な書院造りの御殿、近代建築を代表する洋館は建物そのものの文化財的価値が高い。更に、由良川が土師川と合流して大きくカーブする地点の堤防沿いに建てることで、堤防工事に携わった松村組が、堤防の強さをアピールしたものといわれ、福知山のシンボル的文化財となっている。

 本社が大阪市内へ移ってからも福知山支店として利用され、府指定後はたびたび一般公開され、市民の愛着が強まっていたが、同社が昨年5月に民事再生を申請。松村邸の所有権は舞鶴市内の事業者へわたった。

 屋根が壊されていたのは、御殿の東側(堤防側)。鬼瓦がはぎ取られ、銅板ぶきも無惨にはがされて下地が見えてしまい、雨戸も外された状態になっていた。

 何者がどのような目的でしたのかは分かっていない。文化財を壊せば府文化財保護条例違反となるが、今回の場合は単なる文化財の損壊ではなく、盗難事件として福知山署へ届け、捜査にゆだねることになった。

 以前にも敷地内の石灯ろうが持ち去られたことがあり、地元では見守りを強化していたところだったため、今回の事件も早期に分かり、犯人を突き止める上で重要になりそうな情報もつかめている。地元の河波司自治会長は「大事な文化財であり、地域でもしっかり見守りをしていきますが、非常に不安ですから、しっかり管理をしてほしいし、行政も文化財保護に力を入れてもらいたいです」と話している。


写真:鬼瓦がなくなり、銅板がめくられてしまった御殿の屋根


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