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両丹日日新聞2006年7月28日のニュース

戦争遺跡「掩体壕」残そう 福知山市民有志が保存運動

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 福知山市土の市道上荒河観音寺線(旧中丹広域農道)沿いの農地にある石原飛行場(旧海軍福知山航空基地)跡地の「掩体壕(えんたいごう)」が、市が進める西中筋総合整備事業に伴って早ければ今年度内に姿を消す運命に立たされている。この掩体壕は、搭乗員が避難所に使っていたと思われるコンクリート製のもので、飛行場の名残を後世に伝える数少ない戦争遺跡。市民有志が、行政に保存を求めるための署名運動を始めた。

署名に協力呼びかけ

 石原飛行場は太平洋戦争末期に建設された。前田から土、石原、戸田地区一帯にかけての道路付近を軸に長さ1700mの滑走路があり、周囲に飛行隊指揮所、格納庫、高射砲陣地など関連施設が置かれていた。戦後、農家の人たちが滑走路のコンクリートを自力ではがして農地に復興し、その後、60年余りが過ぎて面影を残すものはわずかになった。

 当時と変わらぬ姿で残る土の掩体壕は、長さ10m、幅1・5mで、穴を掘った地面にかまぼこ状に伏せた形。爆撃に耐えることができるように分厚いコンクリートで覆われている。今でも遠方から観光バスで見学に訪れる人や平和学習で訪れる子どもたちもいる。しかし、同整備事業に伴って撤去される計画になっており、有志が「飛行場があったことを知らせる歴史の証人。悲惨な戦争や平和の大切さを後世に伝える生きた教材になる。何らかの形での保存を求めよう」と立ち上がった。

 「中丹地域の歴史と文化を掘り起こす会」のメンバーや地元関係者らで組織する「掩体壕を保存する会」では、こんご土、石原、戸田3地区を中心に署名運動に回るが、他地区の人たちにも協力を呼びかけている。問い合わせは福天教育会館=電話0773(22)2134=へ。

 土の農業、田中央郎さん(85)と自治会長、田中稔さん(69)は「見学に訪れる人たちの姿も見られ、残せるものならそうしてほしい。ほ場整備が進み、現地での保存は難しいと思うが、移転や一部保存の形で解決できるかもしれない」と話していた。


写真:土地区の石原飛行場跡地にある掩体壕


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