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両丹日日新聞2006年7月27日のニュース

夢のモーター発明で特許を取得 少電流で大きなトルク

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 福知山市鍛冶町の印刷業、佐古田収一さん(76)がこのほど、新たなモーター「磁力による高効率回転装置」の発明で、特許権を取得した。固定子(ステーター)の両側に回転子(ローター)を設けて磁力を効果的に使い、さらに、NSの磁極を小刻みに切り替える仕組み。「少ない電流で大きなトルクを得ることができる省エネ型で、低速でも力強くなめらかに回転させることができる」と特長を説明する。

 佐古田さんは「永久磁石の力を最大限に活用し、効率がいいモーターを開発し、世界のエネルギー問題を解決したい」と野心を抱く。6年前、今までにない構造のモーターを思いつき、同市今安の府立福知山高等技術専門校講師、河野益躬さん(70)らの後押しを受けて試作を重ねてきた。

 4年前、国立舞鶴工業高等専門学校教授の協力で試作機の運転に成功した。その後も改良を重ね、02年6月、特許庁へ出願していた。待望の特許証の交付を受けたのは6月下旬で、インターネットの特許電子図書館でもその内容や図面が公開されている。

 佐古田さんによると、今までのモーターは種類に関係なく、永久磁石や電磁石でなる固定子が一定の磁界をつくり、これに回転子が反応して回転する。構造は、固定子内側か外側に回転子を設けたもので、回転子は固定子の対面から発生した磁気のみを受け、磁極も対極のみが作用している。

 新たなモーターは、電磁石の固定子の両側に、永久磁石を埋め込んだ円盤状の回転子を付けたもの。構造上、今まで半分がむだになっていた磁気を全量利用できるようにした。NSの磁極は固定子、回転子とも8つ。整流子を工夫し、45度回転するごとにNSの磁極を切り替えるようにした。磁極はつねに両極を作用させる。

 現在、大手電機メーカーの元開発部長らの協力を得ながら精度を高めており、日本発明振興協会など主催の発明大賞などに出品する。

 佐古田さんは「小型バッテリーで、今までのモーターになかった低速トルクのある運転ができる。今回、理論のうえで特許を得ることができたが、こんご専門機関に依頼して詳細なデータを取り、高効率を実証したい。産業機械や自動車、船舶、発電機など広範囲な分野で画期的な動力を提供できると思う」と意欲をみせている。

 佐古田さんは今回の発明のほか、今までに電磁波による殺虫殺菌装置、シングルクランク式原動機など6件の特許を取得している。特許電子図書館で紹介されている。

http://www.ipdl.ncipi.go.jp/homepage.ipdl


写真:固定子両側に永久磁石の回転子を付けたモーターと発明した佐古田収一さん


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