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両丹日日新聞2006年5月31日のニュース

新大江病院民営化1年 赤字から黒字に転換

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 民営化から1年が経過した福知山市大江町の新大江病院(竹村周平院長)の05年度事業報告書がまとまった。それによると、初年度の税引き前当期純利益が6500万円となり、町営当時続いた赤字経営から黒字に転換し、順調な滑り出しを見せた。

 事業内容を見ると、同年度の年間入院患者数は2万3008人。町営時の前年度と比べ1841人増えた。これにより病床の平均稼働率は87・6%で7・1ポイント上がった。その結果、入院収益は前年度より3385万円余増えた。

 外来患者数は2万6491人で1日平均107人。前年度に比べ471人減り、1日平均3人減った。これは投薬の長期処方が可能になったことで病院に来る回数が減ったことが大きいという。

 外来患者数が減少傾向を見せるなかでも、週2回の夜間診療や外科医の午後の診察、訪問診療など診療体制の充実で、外来収益は前年度より507万円余の増収になった。

 町営時代は、毎年町の一般会計から1億円以上、多いときには1億9000万円余りを繰り入れてどうにか運営。それでもなお赤字決算を強いられる年が多かった。

 このため昨年4月に公設民営化され、設立された医療法人財団新大江病院が指定管理者となって再スタートした。今回が民営化後初の収支決算で、税引き後の最終利益は4390万円になるという。

 同病院は「外来診療の充実、入院待機患者の積極的な受け入れによる病床稼働率のアップ、さらに職員の意識改革の推進など経営改善に努めた結果」としている。

 そうした中でより質の高い、利用されやすい身近な病院として、施設や医療機器の充実にも努めてきた。昨年4月の業務開始時は、常勤医師、看護師、医療技術者、事務員ら計58人でスタートしたが、患者数の増加に対応するため69人に増やした。

 施設面では、入院患者の夜間の院外徘徊(はいかい)や防犯対策として、病院の出入りをチェックする民間警備会社の見張り番システムを新たに導入。必要な医療備品の充実も図っている。

 また、民間移行前になるが、待合室に診療・薬局呼び出し電光表示板を取り付け、電光表示と音声で患者に診察、薬局の順番を知らせている。新宮七郎事務長は「今年度は診療報酬の改定で、病院運営は中小規模の病院ほど厳しくなり、一層の努力が求められる」と話している。


写真:待合室には診療・薬局の呼び出し電光表示板があり、順番を知らせている


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