WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2006年3月27日のニュース

台風23号で流失のバス停看板 1年半ぶりに大江に戻る

0327kanban.jpg
宮津市由良の海岸に漂着
 「よく帰ってきたなあ」−。濁流に飲み込まれ、なくなったと思われていた福知山市大江町内のバス停看板が、1年半ぶりに古里・大江へ戻ってきた。看板が流れ着いた先は約20km離れた宮津市由良の海岸。元のバス停にはすでに新しい看板が設置されているが、近くに住む人は「台風の記念物になれば」と話している。

 看板は合併前の大江町波美、町老人福祉センター・舟越会館前にあった。町営バス・二箇下線のバス停のもの。一帯は2004年10月の台風23号で、家屋の床上浸水被害が目立った。会館前にあった看板も濁流に飲み込まれていた。これを見つけたのは由良の海岸近くで暮らす中西洋一さん(66)。知人を通じて今月18日に大江へ届けた。

 台風23号が去った後、由良の海岸には流木などのごみがあふれた。中西さんら地元の人たちが総出で片付け作業をしているとき、「町営バス 舟越会館前 臨時のりば」と書かれた金属製の丸い看板に木製の柱が付いたバス停のようなものを発見。舟越会館という名称がピンとこなかったため、しばらく海岸近くに立てかけておいた。

 ところが、中西さんが大江町に住む知人の霜澤久枝さん(64)を訪ねた際、「舟越会館」の案内看板を見つけ、流れ着いたバス停の本来の位置が分かった。会館は霜澤さん方の隣だった。

 後日、中西さんは霜澤さんに看板を託し、霜澤さんを通じて会館内の社会福祉協議会職員に預けられた。

 霜澤さんは「看板がなくなっていましたが、そんなに意識はしていませんでした。でも、中西さんが持ってきてくれた時は、なんだかほっとしました。わざわざ洗って持って来てくれたそうです。喜んで社協へ届けました」。中西さんは「元々あった場所が見つかって良かった。上流のみなさんとのきずなが深まれば」と話していた。

 看板はほぼ原形をとどめているが、何かにぶつかりながら流されたのか、傷が付いていて、当時の台風のすさまじさを物語っている。現在、同会館内で保管している。


写真:宮津から戻ってきたバス停の看板


株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

このサイトの正式公開は2000.6.20です

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ