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両丹日日新聞2006年3月18日のニュース

さよなら寝台特急「出雲」 最終列車に多くのファン

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 山陰線を経由してJR福知山駅にも停車する寝台特急「出雲」(島根−東京間)が、17日発の運行を最後に引退した。17日夜は福知山駅でJR西日本福知山支社主催の「さよならセレモニー」があり、大勢のファンに見守られて上りの最終列車が東京へ向けて出発した。

 18日早朝、下りの最終列車が福知山駅を通ったのを最後に、同駅を経由する寝台特急は姿を消した。

 出雲号は1951年、東京−大社間を結ぶ急行列車「いずも」としてデビュー。72年に寝台特急となり、約900kmを13−14時間かけて走っていた。近年では利用客が減少し、18日のダイヤ改正に伴って廃止が決まった。

 セレモニーは17日夜、同駅1番のりばで、出雲号が到着する前にあり、社員がプロフィールの紹介をし、この日同駅から乗車する数人のなかから、宮津市の高校教員、狩野清貴さん(50)に花束を渡した。

 出雲号の到着がアナウンスで知らされ、カメラを手にした100人以上のファンらがスタンバイ。暗闇の中、ヘッドライトをともした車両がホームへ入ると、フラッシュを浴びせ写真に収めていた。谷垣和男駅長が出発の合図を送り、東京へ向けてゆっくりと動き出す出雲号に、大勢のファンが拍手を送った。

 偶然、最終列車に乗車することになった狩野さんは、東京の大学に在学していたころ、帰省する際、ときどき利用していたという。「これに乗ると、若いころを思い出します。福知山駅で降りると、田舎に帰ってきたという気分になりました。確かに利用が少ないと感じていましたが、なくなると聞いてびっくりしました」と話していた。

 福知山市一ノ宮の山岡明弘さん(33)は、妻の順子さん(33)、拓実君(9)、育生君(6)とやって来た。「子どもたちも電車が好きだから」、赤ちゃんのころから福知山駅でよく一緒に見ていたという。「乗ることができなくて残念。一度、乗って見たかった」とつぶやいた。


写真:上りの最終列車に最後の出発合図を送る谷垣駅長


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