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両丹日日新聞2006年3月10日のニュース

自宅学習の児童とテレビ電話で会えた 中丹養護校

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 病気で登校できない児童が教室の友だちと一緒に授業を受けられるようにと、福知山市私市の府立中丹養護学校(矢原守校長)はインターネット回線を使ったテレビ電話を使い、9日、児童の自宅と教室を結んだ。モニターに映し出された児童とクラスメートが久しぶりの再会を喜んだ。

 児童は6年生の田淵君(12)。目が不自由で毎日の酸素吸入が必要な難病を抱えるが、「友だちと一緒に学校にいたい」と、4年生のときに舞鶴の盲学校から同校に転校してきた。しかし、寒さの厳しい冬季は体調に配慮して自宅学習をすることが多く、寂しい思いをしてきた。今年度も3学期から休んでいた。

 昨年、同校に通信設備が整い、2学期から担任会で検討を始め、府教委の指導を受けながら準備を進めてきた。矢原校長は「通学できないからと教育が制限されるのではいけない。子どもたちに新しい教育方法を知ってもらえることにもなる。やっていくべきことだと思っています」と力を込める。

 田淵君が在籍するのは小学4−6年生7人のクラス。クラスメートの児童も教室で久しぶりの再会を心待ちにしていたが、最初はうまく通信がつながらず、残念な面持ちで帰宅の準備にかかった。約1時間がたち、帰宅時間が迫ったころ、突然モニターに田淵君の顔が。教室内に歓声が響いた。「お昼何食べた?」「元気?」など質問攻めに田淵君も笑顔に。「手を振ってください」とのお願いに田淵君が応えるのを見て、児童たちも跳びはねて大喜びだった。

 最後にみんなでさよならのあいさつを交わし、14日の卒業式に出会うことを約束し、久しぶりの再会を終えた。


写真:モニターに映る田淵君に話しかけるクラスメート


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