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両丹日日新聞2006年3月 8日のニュース

松尾神社の太鼓は214年前製造 修理で判明

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 福知山市土の松尾神社(西田博総代)の秋祭りなどで使っている太鼓が、江戸時代の寛政4年(1792)に製造されたものであることが確認された。

 昨秋の例祭時に片側の革が破れて修理に出し、業者が胴の内側に製造年代などが記されているのを見つけた。地元では「214年も前から使われていたとは思ってもみなかった。これからも大切に守り続けたい」と、一層愛着を深めている。

 同神社は、京都松尾大社(山城)の分社で、かつては石原にあり、雀部庄7カ村の産土神(うぶすながみ)として広く崇拝されてきた。その後、土に遷座し、地元の氏神として厚い信仰を集めている。大太鼓、小太鼓が1基ずつあり、毎年10月の第3日曜日に、子どもから大人までがたたいて祭りばやしを奏でている。

 今回、製造年代が分かった大太鼓は、1本のケヤキをくりぬいて胴に使ったもので、両側になめした牛革が鋲(びょう)でしっかりとめられている。直径は1尺9寸(57cm)。長年の使用で胴にひびが入り、演奏中に牛革が破れたため、修理に出すことになった。昨年12月、遷喬太鼓振興会の井上幸雄会長を通じて太鼓の修理業者に送り、胴の内側に製造年代などが記されていることが分かった。

 「寛政四年」「天保三年」「中山村(兵庫県宝塚市)」などの文字が読み取れ、太鼓は寛政4年に新調され、天保3年(1832)に中山村で革の張り替えが行われたとみられる。その後、張り替えや修理をした記録は残っていない。

 祭り太鼓が一般に普及し始めたのは江戸時代から。当時はたいへん高価でなかなか手に入らなかったらしい。数は少ないが、今でも江戸時代のものを使い続けている神社はあるといわれている。

 西田さんは「太鼓の寿命は長いとは聞きますが、200年以上前から使われていたと思っていた人はおらず、地元でもびっくりしています。保管している土蔵内の湿度などに気をつけ、末永く受け継がれていくようにしたい」と話していた。


写真:修理した太鼓。左下は胴の内側に記されていた文字


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