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両丹日日新聞2006年3月 1日のニュース

江戸期の国境標柱出土 夜久野町の天谷峠

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 福知山市夜久野町田谷、兵庫県豊岡市との府県境の天谷峠の工事現場から、江戸時代の国境標柱が出土した。コケの付着もなく保存状態は良好で、長い年月を地中にあったと推測される。予期せぬ発見に関係者らは驚いている。

 標柱は、兵庫県豊岡市側の県道改修工事中に見つかった。府県境のため工事区間が府側まで及んでいたことが幸いした。旧街道からずり落ちて埋まっていたと見られ、工事施工者が掘り出した標柱を工事現場に仮置き状態にして保存に努めていた。2月22日に福知山市教育委員会夜久野町史編纂(へんさん)室の職員が確認した。

 「これより東は丹波国の福知山藩」と示す「従是東丹波國福智山領」の文字が深く刻み込まれている。年号の表記はなかったが、旧夜久野町は江戸時代に福知山藩領だったことが分かっており、江戸時代の国境を示す標柱と見られる。

 石質は夜久野の地質としても有名な玄武岩と推定され、地上部で約1・5mの高さ。玄武岩を使い、同じ文字が彫られた標柱が夜久野高原の一角、現兵庫県朝来市との境界にもあり、2例目になる。

 工事は現在も続いており、標柱の今後の設置場所などは市教委と豊岡市立出土文化財管理センターなどで協議する。市教委は「豊岡市側ときちんと話し合いをして決めていきたい。出来るだけ当初の場所に近いところにしたい」と話し、同センターも「当然、福知山領に立っていたのではないでしょうか。土地の関係もありますが、現地に近いところでの利用ができれば」と、見解をほぼ同じくしている。


写真:府県境の福知山市夜久野町田谷の天谷峠の工事現場から出土した国境標柱


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