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両丹日日新聞2006年2月 1日のニュース

市植物園がハボコン展示 キャベコンと並べて

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 福知山市三段池公園内の市植物園(小笠原巌園長)の玄関入り口に、珍しい合体野菜が特別展示されている。上がキャベツで下がダイコンという「キャベコン」と、新しく開発された上が葉ボタンの「ハボコン」。どちらも2種類の苗を接ぎ木して育てたもので、ユニークな姿が来園者の目を引いている。

 この合体野菜を開発したのは綾部市の井上昭司さん(63)。同市上野町にある農林水産省中国農業試験場(現・近畿中国四国農業研究センター野菜部)の主任研究員を務めていたころ、キャベツの根こぶ病対策の一環として生み出した。

 当初は接ぎ木をして成功するのは15%前後で、コストがかかるため量産化は無理だった。しかし、その後、改良を重ねることで現在は50%前後になり、量産化できる目途がついた。アブラナ科の野菜同士ならほとんど接ぎ木ができ、コマツナ・ダイコンやキャベツ・ハツカダイコンなどの組み合わせでも合体に成功している。一部は地元の喫茶店や理容店などに置かれ来店客の人気を集めた。

 植物園では一昨年、井上さんにキャベコンを譲り受けて展示し、話題となり、一般を対象に栽培講習会も開いた。今年はハボコンも新たに加わり、井上さんから提供された4鉢が飾られ、一層楽しくなっている。土に埋まったダイコンの頭にキャベツやハボタンが付き、高さ50cmほどに成長しているが、あと2カ月ほどは観賞できる。また野外にも小笠原園長が栽培したキャベコン、ハボコンを展示している。

 小笠原園長は樹木医でもあり接ぎ木に詳しいが「私も挑戦しましたが栽培は予想以上に難しく、成功率は3%でした。とても珍しく、面白い野菜なのでぜひ見に来てください」と話していた。

 井上さんは「コスト面で食用としての量産は考えていませんが、こんご観賞用の鉢植えとして商品化を検討したい。さらに、団塊の世代の人らに楽しんでもらうため栽培講習会を開くことも考えたい。愛好者を広め、さまざまな合体野菜が並ぶ展示会を開くのが夢」と意欲をみせている。

 問い合わせは井上さん=電話(42)6854=へ。

読売テレビで6日夜に紹介

 井上さんの栽培したキャベコンが、6日午後8時から読売テレビで放送される「世界まる見え! テレビ特捜部」に登場する。番組の終盤で紹介される予定。


写真:ハボタンとダイコンを合体させたハボコンなどを飾っている


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