WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2006年1月30日のニュース

藍染め文化継承し創作を 「阿波の藍」の研究発表も 福知山同好会が総会

0130ai.jpg
 由良川の藍でまちおこしに取り組んでいる福知山藍同好会(塩見敏治会長)は29日、福知山市猪崎の庵我教育集会所で総会を開き、今年の活動計画を決めたほか、会員たちが研究発表をした。

 塩見会長は、立原の公庄家で発見された江戸後期から明治・大正期にかけての型紙や収支決算帳などの紺屋資料を基に、かつての福知山の藍染めの様子を掘り下げた。出てきた帳簿に書かれていたことを、兵庫県丹波市本郷などを訪ねたりしながら調べ、福知山に徳島から「阿波の藍」が運ばれてきていたことを裏付けた。

 阿波の藍は瀬戸内海を船で運ばれ、大阪で積み替えられ、播州高砂港で再び川船に積み替えられて加古川を上り、福知山へ届けられたことが確かめられた。塩見会長は「福知山で作った地元産だけでは足りず、徳島産まで使って盛んに藍染めが行われていたわけだ」と解説。「こうした資料調べをしていて、各地の資料が次々と散逸しているのが非常に残念です。藍染め文化を次へ継承しつつ、創作に励みましょう」と呼びかけた。

 今年の活動計画としては、会員の藍栽培講習会や染料作り関係の講習会、作品展のほか、好評の市民体験教室、種の無料配布などを続けていくことにしている。

2月から藍の種を無料配布

 藍の種の無料配布は2月1日から始める。由良川藍を全国に広げようと10年以上続けており、今季もすでに京阪神や岡山県、静岡県などから要望が届いている。

 藍の種は入手が難しく、インターネットや専門誌で無料配布が紹介されて以来、希望が相次ぎ、今までに全国各地の延べ約2000人に送った。個人だけでなく、教材として使う大学や小、中学校も増えている。

 配布する種は、中の塩見会長宅の藍の里で昨秋、収穫後に確保したもの。品種は徳島原産の「小上粉」と呼ばれるもので、1人当たり500粒−700粒(団体の場合は1000粒ほど)送る。種をまく時期は3月のツバメが来るころ。500粒でハンカチ約100枚を染められる分量の藍が収穫できる。種のまき方、育て方のしおりも付ける。

 希望者は、あて先を書いた返信用封筒に80円切手を張り、〒620-0014福知山市中410、塩見敏治さんへ。直接受け取りに行ってもよい。


写真:見つかった資料を示しながら福知山の藍の歴史を話す塩見会長


株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

このサイトの正式公開は2000.6.20です

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ