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両丹日日新聞2005年11月18日のニュース

【JR高架開業と商業活性化】魅力ある都心づくりへ 官民一体で駅前ににぎわいを

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 駅付近の連続立交事業の進展に合わせて今春、「駅周辺地区土地利用計画」が策定された。駅周辺の南北と鉄道跡地など計約40ヘクタールが対象。「北近畿の都」の玄関口にふさわしい都心づくりの指針となるだけに関心が高い。

 連続立交とこれに関連する駅周辺、駅南土地区画整理に投じる費用は700億円に近く、市始まって以来の大規模事業になる。委員長を務める公共建築協会シビックコア・アドバイザーの南條道昌委員長は「大きな都市構造転換期になる」と切り出した。

移動の中継点から多機能な駅へ

 市民代表や行政機関の委員23人が活発に論議を交わしたが、キーワードは「人を集める」「多機能」「官民一体」の3つ。少子、高齢化とマイカーの普及で、鉄道を取り巻く環境は、福知山市に限らず全国的に厳しく、乗降客も年々減る。協議は、移動の中継点ではなく、多様なニーズの人たちが集まる魅力的な駅や駅周辺を、官民一体となってつくるとの観点で進んだ。

 こうしてまとまった計画は、駅周辺を南北の架け橋となる地区と位置づけ、にぎわいのある空間をつくり、世代を超えた人々の交流を図るのが目標。駅を中心に南北、東西に貫く2本の軸を駅で交差させ、中心市街地に面的な広がりを持たせ、6ゾーンに土地利用を区分けした。要望が多かった駐車場は、駅至近距離と駅南北の3カ所に計約1000台分の配置方針が挙げられた。

注目される駅北東の複合拠点施設

 核となるのが駅付近の「広域拠点整備ゾーン」。なかでも注目されるのが駅北東に隣接する約1・4ヘクタールの用地。中心市街地の玄関口にふさわしい駅前複合拠点施設を官民共同で建設する計画が進んでいる。まだ素案の段階だが、市の北近畿の都センター(仮称)や多様な商業施設が盛り込まれている。

 TMO(タウンマネージメント)推進事業として複合拠点施設の検討を進める福知山商工会議所の田中定行専務は「まだ商業施設の核店舗も決まらず、運営手法を含めて協議を続けている。新都心が生まれ、南北の中心市街地全体に経済効果が波及し、TMO事業を通じて旧来からの商店街の活性化に役立つことを願っている」と期待を込める。

 大型専門店やアミューズメント施設を誘導し、広域的な集客を図る「沿道型商業業務ゾーン」は国道9号から正明寺荒河線の沿道に配した。駅南側から駅西側にかけてとなり、既存商店街のある地区からは大きくはずれる。両道路沿いに近年、店舗が急増しており、こんご市の商業軸になると見込んで位置づけられた。

 同委員会事務局の和久秀輝・市駅周辺整備室長は「人口10万に満たない都市で、これだけの規模の高架駅が整備されたのは前例のないことで、国からはパイロット的な意味合いもあると聞いている。鉄道跡地も有効に生かしながら、まず駅周辺に人を集め、それをどうやって旧市街地に誘導していくかが次の課題になってくると思う」と説明する。

 長年親しんできた思い出多い現駅舎や地上の鉄路が消え去るのは寂しいが、メリットが多い高架の完成には「まち再生」の期待がかかる。福知山では現駅舎の建設を控えた半世紀余り前、市議会議員が駅庁舎上に線路を設ける高架案を提案したが、ばく大な投資が必要で、当時の地方都市で実現は考えられないことだった。当時は夢物語だったこの構想が、ついに現実となる。


写真:都心づくりの指針となる駅周辺土地利用計画で、南北の架け橋となる地区と位置づけられている高架駅とその周辺

    

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