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両丹日日新聞2005年10月21日のニュース

戦地に赴く弟の無事を祈る名が連なる日章旗 戦後60年 兄が改めて感謝の意

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 戦後60年が過ぎたが、尊い命を散らした若者の遺品は、今も当時の時間をとどめ、戦争の悲惨さ、愚かさを訴えている。夜久野町の夜久廣さん(91)宅には、戦死した弟の定夫さん(享年23歳)が出征するとき、その無事を祈り家族、知人たち約50人が名前を連ねて託した日の丸の旗が、遺品として大切に保管されている。銃弾の跡が痛々しい旗を見つめながら、廣さんは「今年は戦後60年。この機会に名前を書いて頂いた方々に、弟に代わって感謝の気持ちを伝えたい」と静かに語った。

 定夫さんは酒屋で働いていたが、21歳で陸軍に入り福知山歩兵20連隊5中隊に配属された。1941年(昭和16年)に戦地のフィリピンに赴いた。アメリカ軍と戦い、バタン半島キノアン岬で42年2月1日、その生涯を閉じた。陸軍伍長。

 遺骨と旗が家族のもとに帰ってきたのは同年6月だった。以降、廣さんは毎朝、定夫さんの遺影と向き合い、遺品となった旗を大切にしてきた。旗には廣さん、町内と福知山市の知人たち、定夫さんが働いていた酒屋の人たちの名が並ぶ。「本当に多くの方に無事を祈って書いていただいた。ありがとうございます」


写真:多くの人が名を連ねて定夫さんに贈った旗

    

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