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両丹日日新聞2005年10月14日のニュース

子を増やし活性化をとPTAなど活動 過疎進む北陵地域

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 過疎が進み、児童、生徒数の減少が続く福知山市最北端の北陵地域。ここで今、PTAを中心に、地域を巻き込みながら子どもの数を増やすための動きが活発化している。ちょっと過激なスローガンを掲げて…。「学校がない地域に将来はない」

 あと2カ月半で、福知山市、三和町、夜久野町、大江町が合併し、新「福知山市」が誕生する。「合併しても、市民には影響がない」という声は多いが、北陵地域の人たちは、そうは思っていない。子らの教育を考えるとき、合併までにめどをつけておきたいことがあるという。

 子の数を増やす活動の中心的なメンバーであるPTA特別対策委員長の木村輝幸さん(45)は、以前、地域の将来の子どもの数を示した表を見て、驚いた。北陵中学校の現在の生徒は13人。1人だけの学年もある。そして、このまま転出入がなければ、2010年度には全校生が5人にまで減る。まさに学校存続の危機がそこまで迫っていた。

 小中学校のPTAで特別委員会を設置、学校の現状を知ってもらおうと、11会場で地域巡回座談会を開いた。小中学校合同運動会には、地域の人にも参加してもらった。北陵中学校の1期生から今春卒業の36期生までを集めた大々同窓会も開いた。これらはみな、「子どもの人数の少なさ」を地域の人や出身者らに実感してもらい、自分たちの生まれ育ったところのことを真剣に考えてほしいとの思いを込めたものだった。

 地域としては、もともと人口減に歯止めをかけるため、市営住宅の建設を市に要望してきた。しかも若い世帯に住んでほしい。このことでもPTAと地域が協力しあって取り組みを進めている。「1日も早く人数を増やし、学校を存続させる。そして地域の活性化にもつなげたい」と。

 合併を前に、焦りにも似た思いが募るのは、合併しても市の北端に変わりはなく、ほかの市周辺部、3町に同じような悩みを持つ地域があり、ますます行政の目が届きにくくなるのでは、との不安があるからだ。

小規模特認校と小中一貫校の考え 市教委にぶつける

 学校を存続させる方策は2つ持っている。

 まず「小規模特認校」。校区に関係なく、通学できる学校のことで、実際に特認校になっている宇治市内の笠取小学校の視察をしてきた。近隣の地域から通う子どもたちがいた。

 さらに「小中一貫校」の考えもある。その実現のためには、築51年で木造校舎の北陵中の建て替えが必要になる。すでに耐用年数は過ぎている。

 これらの案を市教委との懇談会で幹部にぶつけ、9月28日に北陵コミセンで開かれた「市長と語ろうふれあいミーティング」では、高日音彦市長に直談判もした。合併すれば、置き去りにされないか。小規模特認校や小中一貫校は実現しにくくなるのではないか。「合併までに、市教委から前向きな回答をほしい」と願っている。

 木村さんは、熱い思いを吐く。「小学1年から中学2年までの8年間、ずっと1学年1人という子がいます。体育も数学も1人。せめて中学を卒業するとき、同級生と一緒に卒業させてやりたい」


写真:8月13日に開かれた大々同窓会

    

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