両丹日日新聞7月21日のニュース
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98歳 書の巨匠・安達嶽南さんの里帰り展 9月に市厚生会館で

 98歳になった今も重厚で躍動感あふれる作品を書き続ける書道界の巨匠、福知山市出身の安達嶽南(本名・茂)さんの「延寿福知山書展」が、9月に市厚生会館で開かれる。安達さんは京都市北区在住で、毎日書道展名誉会員、京都教育大学名誉教授。主催するのは府立福知山高等女学校や京都教育大学安達さん(旧京都学芸大学)で安達さんから教えを受けた市内の書家らで組織する同展実行委員会(安達翠鳳委員長)。恩師の里帰り展を成功させようと、綿密な計画を練っている。福知山市文化協会、両丹日日新聞社など後援。

 安達さんは市内天座の出身。17歳の夏、大病を患ったのを機に書に打ち込むようになった。3年間の闘病生活の末、かつて府師範学校予科で指導を受けた書家、中野越南氏に特別指導を受け、大江山の南の生まれを意味する雅号・嶽南を授かった。1939年(昭和14年)から6年半、福知山高等女学校で書道担当教諭を務め、その後、京都教育大学で活躍した。篁会の主宰、創玄書道会名誉会員、日本書道連盟参与も務める。

 作品展は今まで京都市美術館、府ギャラリーや台湾、オーストラリアなど各地で開いており、日中書法交流学術訪中団の顧問として中国各都市を巡訪したこともある。古里福知山での個展開催は、還暦展以来38年ぶり。市書道連盟役員や綾部市の篁会員、福知山女学校同窓会の早苗会代表者らで5月下旬に準備委員会を立ち上げて準備を始めた。

 期日は9月2日から3日間で、漢字や近代詩文、漢詩などの作品約50点を展示する。軸物、額物だけでなく、2曲屏風(びょうぶ)や長さ5mの巻物なども出る。同月3日に市内のサンプラザ万助で開く祝賀会の席上、福知山市に作品約5点を寄贈することにしている。

 旧京都学芸大学時代に教えを受けた安達委員長は「優しい人柄だが、書の授業ではとても厳しかった。素朴で力強い筆致は今も変わらず、作品は味わい深い。福知山が生んだ書の大家の作品をぜひ見てほしい」と話している。


写真:府立福知山高等女学校でも6年半教べんをとった安達さん


災害時活動マニュアル化 市消防団が”手引書”作る

 福知山市消防団(岸田正一団長)はこのほど、「消防活動基準・消防活動マニュアル」を制定し、冊子にまとめた。災害時における消防団の「手引書」にあたるもの。消防団では「活動を円滑、合理的にして実践活動時の能力向上を図りたい」としている。

消防団の活動を定めている冊子 消防活動の基準は「市消防隊等に関する規程」で定められていたが、消防署隊(常備消防)も消防団も同様だった。ところが、それぞれの活動基準を明確にするため、消防署隊は「市消防本部警防規定」、消防団は「消防活動基準・消防活動マニュアル」として定めた。

 岸田団長らと市消防本部で検討し、基準編とマニュアル編で構成した。

 基準編では「消防車両の出動については、原則4名以上の団員で出動するものとする」など、出動、活動、消防訓練、非常招集など5章からなり、基本的事項をまとめた。

 マニュアル編では、災害現場での具体的な行動について規定。例えば消火活動時に消防団は「消火器等による初期消火活動並びに関係者への初期消火活動の指示」をし、「消防署隊が到着したならば、直(ただ)ちに消防署小隊長等に状況報告するとともに、活動指示を仰(あお)ぐ」としている。

 さらに水防、大規模地震や大規模災害の発生時における団員の出動体制についても明確化した。

 これらのことをまとめた冊子を作成し、消防団は市内17分団にそれぞれ7部ずつ配布し、若手や新入団員の教育訓練などに役立てることにしている。


写真: 消防団の活動を定めている冊子


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