両丹日日新聞6月30日のニュース
福知山のニュースは両丹日日新聞WEB両丹で

防災備蓄倉庫6棟設置 福知山市が各コミセンに

 昨秋の台風23号を受けて防災対策の充実に力を入れている福知山市は29日、地域の拠点避難所となる中央公民館と5地域公民館にそれぞれ避難所用の防災備蓄倉庫を設置した。毛布、ブルーシートを購入し、災害時に備えている。
防災備蓄倉庫
 これまで備蓄品を保管する市の防災倉庫は、旧市役所本館の1室に設けた1カ所だけだったが、23号を経験し思わぬ課題が残った。それは各地域の避難所へ備蓄品を搬送しようとしたが、道路冠水などで運ぶことができなかった地域もあったという点。そこでどの地域の避難者にも備蓄品が行き届くように、倉庫を分散させることにした。

 計画では今年度から2008年度までの4カ年をかけ、小、中学校も含めて計30カ所に倉庫を設ける予定で、タオルや飲料水用タンクなどを順次整備していくことにしている。

 日新、六人部、成和、川口、北陵の各地域公民館と中央公民館に設けた倉庫は、いずれも横5m、高さ2・5m、奥行き2・5mのプレハブ。毛布、ブルーシートは100枚ずつを保管した。北陵、川口は積雪対応型。

 市総務課防災係は「出水期を迎え、いつ災害が起こるか分からない。あるだけではなくいつでも有効に使えるように、職員にどんな備蓄品があるか、どこにあるかという点を周知していきたい」と話している。


写真:成和コミセンに設けた倉庫


一般救命講習にAED(自動体外式除細動器) 市民らも使用認められ

 福知山市消防本部管内の一般対象の救命救急講習会で15日から、従来の心臓マッサージなどに加えて、心停止時に電気ショックを与えて正常な状態に戻す「自動体外式除細動器(AED)」を使用する内容が盛り込まれている。夜久野町平野の町ふれあいの里福祉センターで29日、夜久野町議会が主催する出張救命救急講習会が開かれ、議員がAEDの使い方を学んだ。

AEDを用いた救命救急講習 AEDの使用は、医師や救急救命士だけでなく、昨年7月から一般市民も認められるようになった。出張救命救急講習会は企業・団体などそれぞれが主催するもので、消防署員が講師として派遣される。

 29日の講習会では、福知山消防署北分署の救急救命士3人が講師を務めた。人形を使い呼吸と意識の有無の確認、心臓マッサージなどの後にAEDの果たす役割や使い方を学んだ。

 人が心筋梗塞(こうそく)などで突然倒れると、心臓のリズムが不規則に震える心室細動になっていることが多いという。この状態になると、心臓から全身に血液を送り出すことができずに危険な状態に陥り、時間経過とともに生存率低下を招く。これに対して電気ショックで細動を取り除くことができるAEDが効果を発揮するという。

 AEDは電源を入れると音声で手順を案内してくれる。倒れている人の胸部に電極パットを当てると、自動で心電図の解析が始まり、音声に従ってスイッチを押すと除細動が行われる。正しい手順を学んだ議員たちは「緊急のときのものだから、説明書を見ながらでは遅れてしまう。音声で誘導してくれるのがいい。良い勉強の機会になった」と話していた。

 AEDを盛り込んだ講習会は今回で6回目になるが、AEDは同署管内では中丹西保健所にあるのみ。周知に加えて、即座に使用ができるための主要施設などへの装置増設も課題になる。


写真:夜久野町議会議員たちがAEDを用いた救命救急講習を受けた


最新のニュース 以前のニュース 連載・特集記事
福知山の最新ニュースをお届けします両丹日日新聞WEB両丹