両丹日日新聞6月6日のニュース
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川の中 難しいオール扱い 由良川筋の市消防団員が救助用ボートで訓練

 福知山市消防本部は5日、音無瀬橋西詰め付近の由良川で市内の消防団員を対象にした救助用ボートの取り扱い訓練をした。ボートは昨秋の台風23号の教訓から購入したもので、由良川筋の分団などに配置。梅雨期を目前に団員らが扱い方法などを学んだ。

ボートを操作する団員たち 台風23号では自宅1階が浸水し、2階に避難した人も少なくない。避難誘導などに尽力した地元消防団員からは、ボートがあればより安全な場所へ救助できた、という声もあり、同消防本部が「消防団に必要」と判断。このほど22隻を購入し、12分団に配置した。ボートは全長3.2mの強化プラスチック(FRP)製で、3分割して収納できるタイプ。

 この日はボートを導入した12分団の分団長ら107人が参加。あいさつ、訓示で芦田正夫消防長、岸田正一団長は安全管理の徹底などを呼びかけた。

 消防職員が取り扱い方法を説明したあと、組み立てたボートを岸辺へ。船尾から川のなかに入れ、救命胴衣を着込んだ団員がオールを漕ぎ始めた。陸では別の団員が船体にくくりつけたロープをしっかりと持ち、流されてしまわないようにした。初めのうちはオールを漕ぐ2人の息が合わず「声をそろえて」と、指摘されていたが、次第にうまく扱えるようになっていた。

 修斉分団の林慶也さん(31)は「公園のボートより大きいので漕ぎにくい。それに、川の流れがあるところで漕いだのは初めて」と、苦労した様子を話していた。


写真:流れにてこずりながらも操作する団員たち


旋盤熟練者の技能学ぶ 府立工がコンテストに備えて

 福知山市石原、府立工業高校で4日、府内の高度熟練技能者による生徒指導があり、高校生ものづくりコンテスト府予選に出場予定の同校機械プランニング科生徒3人が旋盤技術を学んだ。

旋盤技術を教わる生徒たち 高校生ものづくりコンテスト全国大会は今年5回目を迎える。同校では機械系旋盤部門に第1回から出場。昨年、一昨年と機械プランニング科の生徒が近畿大会で優勝し、全国大会に進み、ともに17位となった。今年出場する生徒のコンテストでの上位進出と技術力アップを願い、府職業能力開発協会に指導者の派遣を依頼。府内の高度熟練技能者の一人で、島津製作所・工科学校の主任教諭、川原憲治さん(58)=京都市=が指導に訪れた。

 機械系旋盤部門は旋盤を使い、直径55mmの鉄製円柱を制限時間2時間内で加工する技術を競う。製作図をもとに、ねじ切りや段削り加工をしていく。今回は同科3年生の赤井勇太君=綾部市=、藤田孝貴君=大江町=、瀬尾浩一郎君=舞鶴市=が指導を受けた。

 川原さんは旋盤専用の工具を持参し、同校の機械で、実際に円柱を削る作業を見せた。精度よく仕上げるための微妙な機械の操作方法などを詳しく教えたあと、生徒たちの作業を見ながらアドバイスした。

 25日、7月16日にも指導を受ける予定で、赤井君は「(川原さんは)すごい技術力で、教わるところがたくさんある。いろんなことを吸収し、府予選に臨みたい」と話していた。


写真:川原さん(右)から旋盤技術を教わる生徒たち


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