両丹日日新聞5月28日のニュース
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利用者、売り上げとも多く好調なスタート 「三和荘」全面建て替えから1カ月

 三和町寺尾の新しい三和荘が開業して1カ月がたった。ここまでレストラン・宴会、宿泊、入浴の利用者数と売り上げは、いずれも目標通りで順調にきている。それでも6月は業界全体に利用が減る時期とあって、運営するNPOは、平日の宿泊パックを企画するなど、スタートダッシュの維持に知恵を絞る。

三和荘 三和荘は町の旧施設が老朽化したため全面建て替えを行い、多目的ホールや入浴施設を備えた交流拠点に生まれ変わり、4月23日から営業を開始した。運営は町から指定管理者として委託を受けたNPO「丹波・みわ」があたっている。

 開業からほぼ1カ月となる今月25日現在の利用者は、レストラン1880人、宴会900人、宿泊369人。光明石温泉・薬草風呂・露天風呂を備えた入浴施設も1日平均80人の利用があり、売り上げは計1000万円を超えた。ホールで結婚披露宴が開かれたほか、法事の利用も多い。片道1時間程度なら送迎をするため、町内や福知山市のほか綾部市、瑞穂町、丹波市市島町などからの利用も目立つ。「丹波の食材」にこだわっているのが受けているようで、特に町の特産・水菜は毎日10束を使うという。

 これらの数字だけを見ると順調な滑り出しだが、NPOの河内一郎専務は「期間中に大型連休があったし、開業直後ということでオープニング効果もあっての成績。これで安心してしまい、油断してはダメ」と分析。宿泊部門が、テニスコートなどのスポーツ施設利用者の多い週末は好調な一方で平日に弱いため、6月1日から宿泊パックを始めることにした。

 パックは日曜から木曜までの限定で、1泊2食付き7000円とする。素泊まり4515円、夕食2625円を合わせた料金よりも安い。夕食には今の時期だとアユなどを出している。7月15日まで。

 ほかにもレストランで和食、洋食の週替わりランチをスタートさせるなど、好調なうちから次々と新しい戦略を打ち出している。

7月に直営農場でジャガイモ掘り会 NPO「丹波・みわ」が参加者募る
直営農場
 NPO「丹波・みわ」は、三和町寺尾の三和荘に隣接して”直営農場”を整備しており、7月17日にジャガイモ掘り体験会を開くため、参加者を募集している。

 午前9時30分に集合して11時までジャガイモ掘りをし、三和荘で入浴。季節の料理を味わい、午後は自由に周囲の里山を散策する。大人7000円(収穫したジャガイモ10kg付き)、小学生以下1500円。定員20人で同月10日締め切り。申し込み、問い合わせは電話(58)3717のNPO丹波・みわへ。


写真上:多くの利用があり、好調な滑り出しとなった三和荘
写真下:自然に囲まれた直営農場


「日本の学校で授業を」の夢かなう 難病の米高校生が夜久野中で

 難病の子どもたちの夢をかなえる活動をしているボランティア団体の支援を受け、「日本の学校の授業を受けてみたい」との夢を胸に来日したアメリカワシントン州の高校3年生、ブライアン・ホワイトさん(17)が27日、夜久野町高内、夜久野中学校で、生徒たちと一緒にあこがれの授業に出席した。

授業に参加したブライアンさん ボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ・オブ・ジャパン」の事務局長、大野寿子さんからの依頼に同校生徒たちが応えたもの。同校では、昨年6月に大野さんの講演を聴いたことをきっかけに生徒たちと大野さんの交流が続いている。1月にも大野さんの依頼を受けて、埼玉県に住む男子中学生の「世界最大の乗客定員数を誇る新幹線・Maxに乗り、駅弁を食べたい」との夢をかなえる手伝いとして、応援の横断幕作りなどに取り組んだ。

 臓器の機能低下が進んでいく先天性の難病「のう胞性線維症」を患っているブライアンさんは、選択科目で日本語を2年間学んだ。担当教諭が京都出身の日本人で、話を聞くうちに日本、特に京都への興味をかきたてられたという。「自分の目で日本を見たい。学んできた日本語を試したい」と23日に来日、26日までに京都市内の寺などの見学をして、27日、夜久野中学校の生徒たちと対面した。

 全校生徒による合唱やこの日のために作った千羽鶴などのプレゼントで歓迎されたブライアンさんは、少しはにかみながらも、生徒たちから贈られた法被に身を包み、2年生の国語の授業に出席。英訳した俳句などを題材に日本での授業に臨み、「ありがとう。楽しかった」と、生徒たちとの出会いを喜んでいた。


写真:ブライアンさんが生徒とともに授業に参加した(夜久野中学校で)


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