両丹日日新聞5月23日のニュース
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家族との再会に笑顔 イラク第5次派遣隊員が福知山駐屯地に帰還

 陸上自衛隊の第5次イラク復興支援群が任務を終え、福知山駐屯地から参加していた森下徳司3曹(32)が23日朝、同駐屯地に戻り、任務完了と無事帰還を報告した。

 森下3曹は同駐屯地の警務隊に所属しており、第5次イラク復興支援群の警務派遣隊として2月から3カ月間の任務に就き、宿営地内の巡察や外国高官来訪時の警護などを務めた。

帰国した隊員と家族 同日午前7時40分、森下3曹が駐屯地に戻り、妻と長男、佐藤正久駐屯地司令をはじめとする所在隊員約600人、駐屯地マザーらが出迎え、帰還報告式が行われた。

 森下3曹が任務完了と無事帰還を報告し、佐藤駐屯地司令が「任務ごくろう。きょうは3カ月前に約束した通り元気な姿を見せてくれて喜ばしい日。次の仕事は家族孝行だ」とねぎらった。

 式後の記者会見では、森下3曹が家族と一緒に姿を見せ、現地の様子や思いを語った。

 「宿営地のあったサマーワ周辺は安定していたが、常に緊張感がありました」と振り返った。いつ迫るか分からない危険、気温50度を超える暑さと乾燥した空気など、過酷な状況下だったが、活動の支えになったのは家族との連絡だったという。

 週に1度は家族に電話をした。派遣後約1カ月時点のテレビ電話での家族との再会では「声だけでは分からないことがあって、子どももちょっとの間で変わっていたりしましたね」と笑顔で答え、長男の頭をなでて抱き上げた。妻は「向こう(イラク)の状況が分からないのでいつも心配だったけど、無事帰ってきてくれてよかった」と、安堵(あんど)の表情を見せていた。

 同駐屯地からは現在、第3次イラク復興業務支援隊として2人、第6次イラク復興支援群として約30人がイラクに派遣されている。


写真:イラクから帰国した森下3曹は長男の頭を優しくなでた


昨秋の台風災害教訓に大江町で水防訓練 消防団員ら450人が参加し土のう積み堤防を補強

 昨秋の台風23号で大きな被害に見舞われた大江町で22日、水防訓練が行われ、災害を教訓に消防団員や一般町民が川のはんらんに備えて水防実技訓練と避難訓練に臨んだ。
土のうを積み上げる消防団員たち
 水防実技訓練は、蓼原地内の由良川堤防であった。消防団員240人をはじめ、各行政関係者や福知山消防署の署員ら約400人、消防車など関係車両25台が出動した。

 大型で強い台風が接近し、川の水が堤防を越えようとしているとの想定で実施した。人力と土のう製造機を使って土のうを作り、シート張り工法やせき板工法などを実践した。署員から各工法の重要な点と注意点を聞きながら機敏に動き、堤防の補強技術の向上などを図った。

 避難訓練は、台風23号で多くの家が浸水した新町・蓼原両区民約50人が参加した。町災害対策本部から避難指示があった−として、防災委員が家々を回り避難を呼びかけた。人数の確認や歩行が困難な人のための救急車の要請なども行って万が一の災害に備えた。

 同町での水防訓練は2年ぶり。閉会式では、福知山市の芦田正夫消防長が「終始懸命に取り組まれ、団の団結力、組織力をいかんなく発揮された」と講評。佐古明勇町消防団長が「住民と連携し地域を守ってほしい」と訓示し、雨期を控えた訓練を締めくくった。


写真:土のうをせき板工法で積み上げる消防団員たち(大江町の由良川堤防で)


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