両丹日日新聞5月19日のニュース
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てん茶工場が稼働開始−福知山生産組合 浸水被害で慎重運転

 福天地方で茶の収穫がピークを迎え、福知山市土にある福知山地方てん茶生産組合(勝田孝男組合長、51人)の製茶工場が19日、稼働した。昨秋の台風23号で機械類が浸水したため、慎重に調整しながら台風23号の浸水で機械のモーターを取り替えたため調整をしながら作業している運転をしている。生産は今月末までの予定で、24時間態勢で作業する。

 てん茶は、茶道で使う抹茶の原料になるもので、玉露と同じように甘味とまろやかさを出すため、黒い覆いをして栽培する。同組合は省力化につながるてん茶の共同栽培をめざして94年夏に結成。製茶工場は翌春に完成した。

 工場は午前8時に稼働したが、台風23号で高さ1・2mまで浸水し、蒸し器や乾燥炉を動かすモーター類を取り替えたため、例年より一層注意を払っての作業開始となった。生産農家から次々に届く生葉を蒸し器で蒸し上げたあと、高さ約7mもあるネットを備えた散茶器で、下から風を吹き上げてばらばらにする。さらに、ベルトコンベアで約200度の高温の炉に送り込み、乾燥した状態にする。

 組合員たちは40度を超える暑さになっている工場内で汗だくになって作業をしている。こんご24時間、3交代で詰めて作業を続ける。今年は昨年より3t多い25tの生産を目標にしている。

 てん茶は、木茎や古葉を取り除いていない粗茶の状態で、JAにのくに京都茶業センターを通じて山城のJA全農京都茶市場などに出荷する。茎などを除き、うすで粉末状にひくと香り豊かな抹茶に仕上がる。

写真:台風23号の浸水で機械のモーターを取り替えたため調整をしながら作業しているてん茶工場


「復興」掲げて記念大会 第15回福知山マラソン

 第15回福知山マラソンの第1回実行委員会が18日、福知山市民会館で開かれた。昨年の第14回大会は、開催日約1カ月前に来襲した台風23号で、マラソンコースが被害を受けたほか、住民の災害復旧が優先だとして、開催19日前になって中止を決めた。今年の第15回は節目の年の「記念大会」とし、台風被災マラソンコースが被害を受け、昨年は中止した(昨年10月27日、市内で撮影)からの「復興」を掲げて臨む。

フルの受け付け6月22日から

 第15回は、例年の42・195kmコースで11月23日に開催予定。フルマラソンの申し込みは、6月22日から受け付ける。同日から30日までを「アーリーエントリー」とし、この期間に申し込むと参加料は4500円。7月1日から8月31日まで(レギュラーエントリー)は5000円、9月1日から10月7日まで(レイトエントリー)は6000円とする。

 今回は記念と復興を前面に打ち出した大会を計画。選手にはゴールタイムなどを記した記録証を即日発行するほか、選手を歓迎するパーティーの開催、保育ルーム設置など充実を図る。サブ種目の10kmウオーキングとウオークラリーは無料にする。

 また、復興応援イベントとして、沿道の保育園、幼稚園、小学校を対象に応援メッセージを募集。選手によるコースの清掃作業なども考えている。

 実行委員会には市や大江町の職員ら委員25人(委任状8人)が出席。あいさつに立った委員長の山段誠・市助役は「昨年の中止は苦渋の選択だったが、多くの激励をいただいた。15回大会は一人でも多くの選手に参加していただけるよう心をひとつにして成功させていこう」と、出席委員に呼びかけた。


写真:マラソンコースが被害を受け、昨年は中止した(04年10月27日、市内で撮影)


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