両丹日日新聞4月13日のニュース
福知山のニュースは両丹日日新聞WEB両丹で

20年ぶりに産屋を葺き替え 茅と杉皮 丁寧に敷き並べ

産屋を葺き替えた 府有形民俗文化財に指定されている三和町大原の産屋(うぶや)が11日、20年ぶりに葺(ふ)き替えられた。この道60年の茅(カヤ)葺き職人ら2人が1週間かけて作業。すがすがしく仕上がった。

 安産の神様として信仰を集める大原神社(林秀俊宮司)の社殿から見下ろす、川合川沿いに産屋はある。茅と杉皮で葺いた切妻造りの屋根を地面に伏せた様な小屋。内部は畳3畳ほどの広さ。かつて産婦はこの小屋にこもってお産をし、産後7日間、ここで安静にした。

 大正初期までは実際に出産に使われ、戦後もしばらくは、産後の安静に使われていた。社殿へ向けて戸が開かれた造りになっていることから、産屋での出産は「神様に見守られている」という安心感を与え、産後も7日間こもったのは、農作業や家事から離れることで母体を守ったものとされている。

 安産のシンボルでもあり、現存する産屋は全国的にも珍しいことから、昔の出産の習俗を知る貴重な資料ともなっており、これからも大事に伝え残していくために、傷みが見えだした屋根を葺き替えることになった。

 葺き替え作業は丹波市山南町の久下貞男さん(77)ら2人があたった。約200束の茅を丁寧に屋根へ敷き並べ、軒ばさみや刈り込みばさみを使って形を整えた。「これでもう20年大丈夫」と久下さんは太鼓判。この道60年の腕を存分に発揮して、きれいに仕上げた。


写真:新しい茅を並べた後、軒ばさみなどを使ってきれいに形を整えた


交番も地域美化活動に参加 住民からの花プレゼントに応え

 福知山市駅前町の住民たちが「いつもお世話になっているお巡りさんにお礼を」と、駅前交番に花をプレゼントしたことがきっかけで、地域が取り組む清掃活動に、交番の警察官らも参加することになった。互いの感謝の心が結びついて生まれた住民と交番のホットラインで地域美化を目指す。

住民と交番で美化活動 清掃活動は今年度から取り組み始めた。駅前町の自治会、シルバー会、婦人会支部、子ども会、各組の住民たちが、毎月第1日曜日の早朝に、駅前町全域のゴミ拾いをしている。「きれいきれいしましょう作戦」と名づけ、自主参加を呼びかけている。

 住民たちがこのほど、活動の旨を伝えるとともに同交番に花を届けた。これを受けて同交番では、地域からの厚意に応えたいと、「何もなければ、ぜひ清掃に参加させてほしい」と申し出た。

 秋山保彦自治会長は「福知山の玄関口の駅前町をきれいにしたいと思っています。交番の参加もいただけることはありがたい。みんなで協力して頑張りたい」と話していた。福知山署も「交番が地域活動に参加できることは喜ばしく、住民のみなさんとの更なる連携につながれば」としている。


写真:交番も一員として地域美化に参加することを決めたきっかけは、住民からの花のプレゼントだった

最新のニュース 以前のニュース 連載・特集記事
福知山の最新ニュースをお届けします両丹日日新聞WEB両丹