両丹日日新聞4月1日のニュース
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本格的な化石展示の場に 夜久野町郷土資料館が改名しリニューアル

 夜久野町夜久野高原、農匠の郷内の町郷土資料館が、2日から「町化石・郷土資料館」としてリニューアルオープンする。長年にわたり化石収集活動をしている吉井昌平さん(77)からの寄贈を受け、資料館には約700点の化石が並ぶ運びとなった。

ヤクノセラス・ヌカタエンゼ 同町は化石の町として知られ、これまでも同資料館内には町内で採取した化石を集めたケースがあったが、今回の寄贈により化石関係が19ケースに増設されることになり、名実ともに化石資料館となる。

 寄贈される化石は、吉井さんが採取してから20年以上がたった昨年に、新属新種と確定された2億3千万年前の巻き貝「ヤクノセラス・ヌカタエンゼ」や約2億年前の軟体動物「ミネトリゴニアヘギエンシス」など町内産のものだけでなく、吉井さんの所有する三葉虫や植物、世界のアンモナイトなど国内外のコレクションも加わる。

 同資料館の開館時間は午後1時から同5時まで。水曜日休館。高校生以上100円で中学生以下は無料。

 2日午後1時からは吉井さんからの化石の贈呈式が行われる。リニューアルに合わせて5月8日までは、町内在住の画家、杉森常和さんの化石をテーマにした油彩画を展示する。

 資料館を管理する町教委は「化石は夜久野の特色の一つであり、近畿地方屈指の化石・郷土資料館として親しんでいただければ」と話していた。


写真:化石・郷土資料館の目玉の巻き貝化石新属新種、ヤクノセラス・ヌカタエンゼ


消化器科など2科新設 新大江病院が財団運営での再スタート

 大江町河守の国保大江病院が1日から公設民営の「国保新大江病院」の名で再スタートした。医療法人財団新大江病院(竹村周平理事長)が運営する。民営化に合わせて消化器科とリウマチ科を新設し、週2回の診療延長を始めるほか、最新医療機器を導入するなど地域医療の一層の充実を図っている。

CTスキャナ 同病院は、1953年に国保大江総合診療所として開設された。一般病棟と療養型病棟の2棟があり、ベッド数は各36床の計72床。過疎高齢化の中で長年地域医療を支えてきたが、赤字運営が続き、昨年9月に民営化を決定。この3月に町主体で同財団を立ち上げた。

 民営化に合わせて診療体制の充実を図った。これまで内科だけだったが、新たに消化器科、リウマチ科を増設し、より専門的な治療を行う。午後4時30分までの診療時間を火曜と木曜日は同6時30分まで延長する。

 さらに高齢化が進む中で、これまで町が行ってきた訪問看護ステーション事業を引き受け、医療と在宅福祉の包括的な医療サービスの提供をめざす。また専用車両で患者の送迎もする。

 職員は、理事長を務める竹村院長ら常勤医師4人、看護師22人、技師6人、事務員4人、それに各職種の臨時職員25人の計61人でスタートする。旧病院職員を再雇用した。

 主要な医療機器は更新した。病気の早期発見と早期治療に役立つCTスキャナは、検査時間が従来の6分の1で、しかも高画質・高鮮明の最新鋭のものに換えた。X線写真をデジタル処理し現像するCR器は、性能が良くなり患者の待ち時間が短縮された。超音波で臓器を観察する超音波診断装置なども最新のものを整えた。

 このほか、建物の内外装を一新し、明るい清潔感漂う病院へとイメージアップを図った。同病院では「病院を取り巻く医療環境はたいへん厳しいが、こんご黒字経営体質の構築を図り、地域に根付いた医療を展開していきたい。自ら考え行動する愛される病院を目指したい」と話している。


写真:新しく導入された最新鋭のCTスキャナ


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