両丹日日新聞3月31日のニュース
福知山のニュースは両丹日日新聞WEB両丹で

山里で雅な雛祭り 六十内の茂照庵で特別展

 静かな山里の雛(ひな)祭り、福知山市六十内の国登録有形文化財「茂照庵(もしょうあん)」で、1日から雛人形の特別展示が始まる。施設、資料とも管理に手がかかるため日ごろは非公開にし、毎年時期を限定して公開しており、今年も館内には時代ものや豪華な段飾りなど様々な人形が並ぶ。

三菱財閥の雛人形 茂照庵は漆商を営んでいた桐村家住宅を、桐村喜世美さんが手入れして漆の私設資料館に再生させた。明治時代中期の建築様式の特徴をよく伝え、伝統的な木組みの内観を損なうことなく展示空間として生かしていることなどから、2002年に国の登録有形文化財となった。

 今回の特別公開で展示する雛人形は、桐村さんが各地で集めたコレクションの一部。大正時代に、当時の三菱財閥総帥・岩崎小弥太氏が京人形の5世大木平蔵氏に特注したものや、桐塑(とうそ)人形作家で人間国宝の林駒夫氏の作品、享保年間(1716−1735)に作られた享保雛などが目を引く。

 「三菱」の雛人形は戦後に散逸していたが、桐村さんがお内裏様とお雛様を入手したのをきっかけに一つずつ、こつこつと集め、02年春から公開できるようになった。婦人雑誌「家庭画報」で2年続けて大きく紹介されたことから、その後も小物の所在が分かり、新たにコレクションに加えることができた。今年も雅楽器や茶器などが増えた。どれも細かなところまで丁寧な仕事がしてある。

 桐村さんは「お世話が大変で、今年は展示をこらえてもらおうかとも思ったのですが、毎年楽しみにして下さっている方が多く、公開させていただきました」と話している。特別展は10日まで。時間は午前10時から午後4時まで。お茶と茶菓子付きで入館料1000円。


写真:道具類が増えて一段と華やかになった三菱財閥の雛人形


合併協事務局廃止 職員に解職辞令交付
看板を取り外した
 福知山市・三和町・夜久野町・大江町合併協議会事務局が31日、廃止された。事務局が置かれていた福知山市南本町のNTT西日本北京都本館ビルの1階会議室で、同日午前9時30分から事務局職員13人の解職辞令交付式があり、同合併協議会長の高日音彦市長がこれまでの労をねぎらった。

 同協議会事務局は2003年4月に設置。府と1市3町から職員が派遣され、約2年間、行政間の調整や合併協定項目の素案づくりなどの作業にあたっていた。

 交付式では高日会長が一人ひとりに事務局勤務を解く辞令書を渡し、2年間の苦労に感謝しながら新市発足に向け「一致団結して頑張ってもらいたい」と述べた。このあと、約2年前に田中敬夫三和町長、大江輝久夫夜久野町長、他界した中村稔前市長と佐藤克巳前大江町長が掲げた看板を、高日会長と市助役の山段誠事務局長が取り外し、ひと区切りを付けた。

市庁舎に開設準備室設置

 4月1日には市庁舎内に新「福知山市」開設準備室が設けられ、来年1月1日の合併に向けた調整などを進める。室長に就くことが決まっている井上富博・現合併協議会事務局次長は「新市発足までに調整する課題がたくさん残っています。新市住民に迷惑がかからないよう作業を進めていきたい」と話していた。


写真:看板を取り外す高日会長と山段事務局長


最新のニュース 以前のニュース 連載・特集記事
福知山の最新ニュースをお届けします両丹日日新聞WEB両丹