両丹日日新聞3月22日のニュース
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春の特産 出荷始まる 報恩寺タケノコ90kg

持ち寄られたタケノコ 福知山を代表する特産品、報恩寺タケノコの出荷が22日から始まった。4月中旬に最盛期を迎え、下旬まで続く。やわらかくて、えぐみがないのが評判の報恩寺タケノコ。みずみずしいシャキシャキとした春の食感を楽しめる季節がやってきた。

 集出荷作業は「福知山特産報恩寺筍」生産グループ(大槻久雄代表、約90人)が、旧佐賀加工農協集荷場で午前8時から始めた。まだすっぽり土の中に埋まったままのタケノコを、生産農家の人たちが1本ずつ丁寧に掘り出して持ち寄った。

 初日に持ち込まれたものは昨年の台風などの影響で全体に細かったが、中には720gの立派なサイズもあった。全体で約90kg。昨年同じ日の初出荷に比べると3分の2ほどの量だが、生産組合の人たちは「これからどんどん調子が上がってくれるでしょう」と話していた。

 出荷されたタケノコは地元の市場に出すほか、小売りもする。


写真:土の中から掘り出されたタケノコが次々持ち寄られた


家族内で農業経営協定 市内2農家が役割、就業時間など決め調印

 農業を営む家族が、経営などについて話し合い、経営役割、就業条件などを取り決め、家族の中で契約として文書化する「家族経営協定」の調印式が22日、福知山市篠尾新町の府福知山総合庁舎であり、市内の2戸がそれぞれ協定を結んだ。中丹地域ではこれまで綾部市内であったが、福知山市内では初めて。
調印式
 同協定は、家族全員が意欲と生きがいを持って魅力的な農業生活、経営に取り組むため、家族内で役割分担や就業時間、給料の支払い、休日などのルールづくりをするもので、第三者の立ち会いのもとで署名、押印する。府内では1995年度に南山城村高尾地区で19戸の農家が協定を結んだのを皮切りにこれまで210戸が締結。中丹地域では96年度に綾部市内で1戸が結んでいる。

 今回締結したのは、福知山市内の植田さん(50)と妻(40)、父(79)の家族▽同、片岡さん(55)と息子(28)親子。

 植田さんは水稲を中心に経営。協定では植田さんが総括営農管理、水稲作業など、妻が労務健康管理、水稲育苗管理など、父が家庭菜園などを分担。片岡さんは水稲とハウス栽培を手掛けており、片岡さんが総括営農管理、野菜収穫・出荷など、息子は水稲作業管理、機械作業などをしていく。

 調印式には植田さん夫婦と片岡さん親子が出席。堀由幸・府中丹広域振興局農林商工部長らの立ち会いのもと、協定書に署名などをした。協定農家を代表して植田さんは「家族が互いに理解し、明るく、楽しい農業経営をしていくことを誓います」と決意表明した。

 植田さんは「家族の中で役割分担をきっちり決め、今後は意識を持って農業に取り組める」。片岡さんは「これで農業にもやる気が出て、充実した時間が持てる」と喜んでいる。府では今回の2農家をモデルに家族経営協定を広めたいと考えている。


写真:調印式で押印などをする片岡さん親子(右)と植田さん夫婦


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