両丹日日新聞3月15日のニュース
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障害児らが住みよいまちにとデイサービス始める 「ポップコーン」がNPO設立

 福知山市内の障害児を対象にした在宅支援サービスをする組織「ポップコーン」のNPO法人設立総会が15日午後、同市猪崎の市三段池公園ほとりの拠点施設で開かれる。こんご府に認可申請をし、4月からは従来のホームヘルプ派遣事業に加え、新たに児童デイサービス事業を始める計画。支援費制度の認定を受けての同サービス実施は府北部でまだ少なく、障害児・者が住みやすいまちづくりへの期待がかかっている。

活動拠点となる建物 03年から障害のある人たちが自ら福祉サービスを選択できる支援費制度が始まった。しかし、サービス量はまだ不足しており、充実が課題となっている。市内では10年以上前から重度身障者を抱える母親らが集まって、任意団体のポップコーン(藤林千枝子管理者)を組織し、25人を対象にホームヘルプ派遣事業を続けてきた。今回、より安定した運営をめざしてNPO法人の認証を受けることにした。

 計画によると児童デイサービスは、4月5日から始める。小学校や養護学校小学部の就学児童が対象で、月曜日から土曜日までの放課後の時間帯に開設する。春休み、夏休みなど長期休暇中については検討中。活動内容は集団、個別での指導を取り入れ、三段池公園などの散歩やリトミック、室内遊び、菓子作りなどをする。送迎もする。定員は5人。スタッフは3人が務める。

 ホームヘルプ派遣サービスも小学校や養護学校小学部の就学児童を対象に、平日に実施する。登録ホームヘルパーが家庭訪問し、家事や相談、助言指導などの活動をする。

 利用は市役所社会福祉課に支援費の支給申請をし、居宅受給者証の交付を受けたあと、同事業者と利用契約をする。

 藤林さんは「子どもたちが多くの人たちとかかわることはとても大事。それぞれの児童の特徴をつかんで、きめ細かなサービスを心掛けていきたい。保護者同士の交流を深め、悩みを話し合うなかで、負担を減らすことができればと思う。福祉制度の情報発信もしていきたい」と意気込みを語っている。

 理事長に就任するふくちやま福祉会副会長の矢野利生さんは「障害児者や家族が暮らしやすい社会にしていくための第一歩。障害を持った中、高校生が支援費制度のデイサービスを利用できないという問題があるが、国が新たな事業を創設する方針を示しているようだ」と話していた。

 問い合わせはポップコーン=電話(24)2560=へ。


写真:活動拠点となる三段池ほとりの建物


地域の声聞き避難所指定 23号災害の反省踏まえ

 福知山市は昨秋の台風23号災害を受け、05年度中に「市地域防災計画」の全面見直しをする。そのうち避難所の見直しについて高日音彦市長は「しっかりと地元の意見を聞いて指定していくことが絶対条件だ」と、14日に再開された市議会3月定例会本会議の質疑で答弁した。

 計画見直しについては、同日の議員の質問のほか、11日の質疑でも取り上げられていた。

 避難所は行政側が公共施設を中心に地元公会堂などを指定している。昨年10月20日の23号来襲時には、市は2万人を超える市民に避難勧告・指示を出した。ところが、避難所が「浸水した」「遠方だった」「鍵がかかっていた」ため、避難できなかったという非難の声があがった。

 こういった反省点を踏まえ、高日市長は「市民から『(避難所に指定するならば)私の地域はここがいい』といってもらうことが大事」と述べ、公共施設以外にも民間施設や学校の2階を活用する場合がある考えも示した。

 市は3月定例会に上程している05年度一般会計予算案に「地域防災計画改定作業」として410万円を計上しており、現計画の改訂版やダイジェスト版の原版を作成していく予定。


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