両丹日日新聞3月11日のニュース
福知山のニュースは両丹日日新聞WEB両丹で

三和町議会が合併議案を可決 議員ら「町50年で最も重い判断」

 三和町議会3月定例会は10日に開会し、田中敬夫町長が「心豊かで活力にみちた地域の構築を図っていかなければならない」との施政方針を表明。11日には福知山市、夜久野町、大江町との合併関連5議三和町の合併を可決案が上程、可決された。4市町の合併調印は9日に済んだばかりで、関連議案が可決されたのは三和町が初めて。

 「町50年のなかで、一番重い判断をしていただく日になった」。木戸正隆議長の言葉のあと、11日の本会議が始まった。合併関連議案上程を前にあいさつに立った田中敬夫町長は「長く熱心な議論を経て、調印の運びとなった。町民は不安を抱えていたが、議員に判断を託した」。

 最初に上程された1市3町の「廃置分合」についての議案では、新市の財政見通しなどについて質疑、答弁があり、町過疎計画の継続については理事者側が、計画(後期)は新市に引き継がれると答えた。

 討論では議員が「住民への説明が十分でなく、福祉に支障をきたす合併には賛成できない」と反対意見を述べ、別の議員は「国、地方の財政とも厳しいなかで、町が単独で残るのはさらに厳しい。新市の発展に期待し、賛成する」と述べた。

 採決の結果、賛成多数で可決。このあと、関連する4議案が次々と上程、可決された。

 本会議終了後、田中町長は「三和町がなくなるのは、町民みんながつらいと思っている。可決されほっとしたと同時に、寂しい」と複雑な表情を見せた。しかし「間違いない判断だった。これからも合併後の地域のために力を尽くし、町発足50周年事業もしっかりとやりたい」と語った。


写真:三和町の合併が可決された


府文化財に15件指定  玄武岩柱状節理(夜久野町)・丹後二俣紙(大江町)

玄武岩柱状節理 府教委は、府文化財保護審議会(上田正昭会長)の答申を受け、府指定文化財15件を新たに決めた。福天地方では天然記念物として、夜久野町小倉の夜久野玄武岩柱状節理、無形文化財・工芸で、大江町二俣の丹後二俣紙が指定された。

 今回は建造物4件▽美術工芸品8件▽無形文化財、天然記念物、文化財環境保全地区各1件で、これで府の文化財は計629件となった。

 夜久野玄武岩柱状節理は約36万年前、地下から流出した溶岩で形成された。高さ15m、幅150mに及ぶ府内最大規模の露頭で、地質学的にも貴重とされている。
コウゾ干し
 大江町の丹後二俣紙は、かつて200軒ほどの農家が冬季の副業として生産していたが、現在は田中製紙工業所(二俣)のみが製造している。原料の伐採から一連の製紙作業まで、4代目の田中正晃さんら家族4人で行っている。文化財修理用紙など様々な用途で使われている。


写真上:夜久野町の玄武岩柱状節理
写真下:丹後二俣紙は冬のコウゾ干しが大切な作業


最新のニュース 以前のニュース 連載・特集記事
福知山の最新ニュースをお届けします両丹日日新聞WEB両丹