両丹日日新聞2月12日のニュース
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「国民の関心が唯一の力」 横田さん夫妻が拉致問題解決へ強い訴え

 北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんの両親の横田滋さん、早紀江さん夫妻が11日、福知山市篠尾新町のサンプラザ万助で講演し、「拉致被害者を救うためには国民のみなさまの関心が唯一の力になる」などと訴え、支援を求めた。

 横田夫妻は、「拉致問題と日本のあるべき姿を考える会」実行委員会(大志万昌次委員長)が主催した建国記念の日を祝う福知山市民大会に、ゲストとして招かれたもの。横田夫妻に先立って、台湾出身で台横田さん夫妻ら湾総統府国策顧問の金美齢さんが講演した。

 金さんは、拉致問題を長く取り上げなかった日本政府や官僚、マスコミを批判。それとともに他人事のように受け止めていた国民にも責任があるとし、一人ひとりが関心を持つことを強く呼びかけた。

 「めぐみが拉致されてから27年と4カ月。解決のめどは立っていません」。滋さんはこう切り出し、1977年(昭和52年)11月15日に自宅近くで拉致されたこと、北朝鮮が提出しためぐみさんの遺骨がDNA鑑定の結果、他人のものだったことなど、これまでの経過を振り返った。

 また、このほど北朝鮮が核問題を巡る6カ国協議への参加を「無期限中断する」とし、核兵器の製造を公言したことなどに言及。「こういった国が隣国にいることに腹が立つ」と怒りをこめた。そして「国民全体が拉致問題に関心を持たないと政府は救出に力を入れない。仮に『日朝の国交正常化をすべき』という声が高まれば、政府もそのようにする。拉致被害者を救うためには国民の関心が唯一の力。政府は世論を気にして行動するため、関心を持ち続けていただき、今後もご支援をよろしくお願いします」と頭を下げた。

 早紀江さんはまず、早期救出を願う500万人の署名が集まり、細田博之官房長官へ提出できたことに感謝。「めぐみやたくさんの拉致被害者は『早く帰りたい』と毎日、月を見ながら泣いていると思う。私たちは毎日毎晩、今日も元気でいてほしい、お母さんたちが必ず助けてあげるからと思って暮らしています。どうかみなさま方、あんな恐ろしいことが2度と起こらないように、ご協力を」と涙ぐんで訴えた。

 最後に全員でふるさとを合唱し、早期救出を願った。

写真:「拉致問題に関心を持ち続けて」と訴えた横田さん夫妻ら


福知山で合併に関する住民説明会始まる 活発な質疑は見られず

合併住民説明会 福知山市は11日夜、市内2カ所で福天1市3町の合併に関する住民説明会を開いた。住民らが協議項目の内容、新市になった場合のまちづくり計画などの説明に耳を傾けた。20日までに2班体制で全19カ所を回る。

 福天1市3町合併協議会の協議が大詰めを迎えたことや新市建設計画案がほぼまとまったことによるもの。同協議会が作った新市建設計画案の概要版、合併協定項目の調整内容をまとめた1市3町の共通資料で説明を進めた。

 市民会館には50人が来場し、市側からは高日音彦市長ら6人が出席した。新市の基幹事業として全域に光ファイバーなどの高度情報網を整備することでテレビの映りにくさや携帯電話のつながりにくさが改善されたり、公共施設の予約が自宅からできたりするなどと説明。また簡易水道料金は値上げになること、乳がん検診など未実施だった集団検診を実施するようになること、新市発足後10年間の財政計画では人件費が職員の削減で下がっていくことなど、新市による変更点を中心に話した。住民からはシルバー人材センターにかかわり高齢者の雇用増進を要望する声などが出た程度で活発な質疑は見られなかった。

写真:50人が参加した市民会館での住民説明会


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