両丹日日新聞2月3日のニュース
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名産・報恩寺タケノコ 試し掘りで今年の作柄占う

 節分恒例、報恩寺タケノコの試し掘りが3日朝、福知山市報恩寺の竹林で行われた。試し掘り名人が専用のトグワで雪の中から1つずつ掘り出し、今年の作柄を占った。結果は「今年はやや細いものの、数は雪の中からタケノコを掘り出す平石さん上がるだろう」との判定。生産農家の人たちは収穫の春に思いをはせていた。

 報恩寺のタケノコは福知山を代表する名産物。地元の人たちが竹林を手入れして大事に育てている。「えぐみ」が少なくおいしいと人気が高く、生産グループ(大槻久雄代表、90人)では昨年約20tを出荷した。
 毎年、節分の日に平石幸一さん所有の竹林で試し掘りをしており、今年も午前9時に生産グループの役員らが集まり、林に入った。

 地表に顔を出す前の小さなタケノコを見つける名人でもある平石さんが、数日前から目印を立てておいたあたりで雪をかきのけ、土を掘ってタケノコを確認。小ぶりのものが目立ったが、早くも10cm以上に育っているものも出てきた。

 今年は報恩寺の表作の年になることから豊作が期待されるが、「昨年の台風で竹林が揺らされ、根に影響が出ているので例年より細いものが目立つかな」と名人。それでも「早々と、たくさん上がって来ているようだし、数は期待できそうです」と話していた。


写真:雪の中からタケノコを掘り出す平石さん


食卓に春の香り運ぶ京のブランド産品「花菜」 福知山で出荷盛ん

 JA京都福知山支店の管内で、京のブランド産品「花菜」が収穫期を迎えている。出荷先の京都市場では、統一された質の良さが高い評価を受けて人気を集めている。しかし、今季は、昨年秋の長雨と台風23号被害で収穫量は前年の6〜7割程度になりそうで、農家にとっては厳しい状況になっている。

 花菜は、菜の花のつぼみを食用にする京の伝統野菜。ゆでてあえ物やおひたし、吸い物などにする。京JAの保冷庫に集荷された「花菜」都の料亭では、ひと足早い春の野菜として人気を集めている。

 同支店管内では、稲の転作対応で8年前から作っている。冬の農閑期に収入が得られる換金作物としてJAと府農業改良普及センターが栽培に力を入れてきた。

 現在は、31戸が3・1haで栽培している。早生は8月、晩生は10月に種をまき、11月から順に収穫。現在は中手から晩生に切り変わる時期になっている。

 ただ、今季は、昨年秋の長雨による生育不足と台風23号による冠水被害で収穫量は大きく落ち込んでいる。昨シーズンは約20tの収穫量があったが、12〜13tになりそうだという。

 農家は、収穫すると一般家庭でも手軽に食べられるよう1パック100gにして出している。翌朝には農協を通じて京都市中央卸売市場に並んでいる。

 同支店では「よその農協管内でも栽培されているが、福知山産は特に品質が安定しており、市場でも信頼されて人気が高い」と話している。出荷は4月上旬まで続く。


写真:JAの保冷庫に集荷された「花菜」


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