両丹日日新聞2月1日のニュース
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簡易水道の基本料金統一、大江病院は公設民営で 福天合併協で2項目確認

 第18回福知山市・三和町・夜久野町・大江町合併協議会が31日、福知山市篠尾新町のサンプラザ万助であり、「上水道・簡易水道等」「病院・診療所」の取り扱いに関することについての2項目を確認した。同日までに51項目を確認し、合併に必要な協定項目は残り5項目となった。

水道、病院関係について協議した 上水道・簡易水道等では、福知山のみ整備している上水道の料金は現行通りとし、4市町で差がある簡易水道の使用料は2010年度に統一するよう調整する。簡易水道の現行の基本料金(使用量8立方mまで、夜久野は10立方mまで)をみると、福知山1040円、三和2300円、夜久野2200円、大江2300円。合併後は福知山分を段階的に値上げし、3町分は合併初年度に同価格にして段階的に値下げし、2010年度に4市町とも1271円(8立方mまでで試算)にする。

 病院・診療所では、福知山市民病院を1市3町の基幹病院と位置づけ、赤字運営の国保大江病院は、町が「公設民営化」の方針を打ち出していることから、公設民営病院として引き継ぐ。ただし、建物の改築、高額の医療機器の整備などは町が行い、欠損金は民営化までに町が解消するという。

 市休日急患診療所や国保大江病院付属有路診療所など7直営診療所は、各市町で民営化など合理化の検討を行い、新市へ移行。三和の4公設民営診療所は新市に引き継ぐ。

 このほか、住民説明会用の資料と冊子が示された。

 合併協議会は台風23号や大江町長選挙の関係で4カ月余り協議を休んでいた。次回は7日午後1時30分から、福知山市西岡町のマリアージュ福知山で開く。


写真:水道、病院関係について協議した


夜久野町史編さんの中で「ヤクノオワイバエ」発見 世界2例目、日本では初

ヤクノオワイバエのスケッチ 夜久野町で見つかったハエが世界で2例目、国内では初めての発見となるオワイバエ科に属するものと分かり、学会で「ヤクノオワイバエ」と名づけられて発表された。

 ヤクノオワイバエは、同町の町史編さんの編集委員の一人、府立大学名誉教授で昆虫学専攻の笹川満廣さん(78)=枚方市在住=が、02年12月に額田林道付近の休耕田で捕まえた。その後の調べで、発見報告がハンガリーの1例しかないオワイバエ科と分かり、昨年9月に開かれた日本動物分類学会で発表した。

 体は黒色で体長約2mm、羽を広げても約3mm。笹川さんは「すごく小さいので、これを目がけて捕ることは不可能。今回は、虫網で捕まえたものを持ち帰って調べると、羽などの特徴がこれまでに見たことがないものだった」と話す。オワイバエについては「まだ分かっていないことが多く、これからの研究の一歩目になるだろう」としている。

 同町では、02年から始まった町史編さんのなかで、他にもアンモナイト化石の新属新種「ヤクノセラス・ヌカタエンゼ」が見つかっている。関係者は「もし町史編さんをやっていなかったら見つからない発見ばかりで、その成果としての意味があった」と喜んでいる。

 3月に発行予定の町史第1巻「自然科学・民俗編」には、ヤクノオワイバエ、ヤクノセラス・ヌカタエンゼ、露出海洋地殻の夜久野オフィオライトなど、町史編さん作業のなかでの夜久野の新たな発見についても紹介される。


写真:笹川さんが顕微鏡を見ながら描いたヤクノオワイバエのスケッチ(夜久野町教委提供)

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