両丹日日新聞1月31日のニュース
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消えゆく伝統の節分行事を地域の子らに伝え残す 雲原のレッツ北陵

 福知山市雲原地区で30日、地域に伝わる節分の行事を子どもたちに伝える催しがあった。地区の親子らでつくるレッツ北陵(中村睦代表)が行ったもので、餅つきや飾り餅作りをして、伝統行事の大切さを学んだ。

飾り餅作り 地区では古くから、節分の2月3日についた餅で、歳神や衣食住を表す糸、俵、小判を形作り、神棚に供えるという風習が残っている。昔はほとんどの家庭で行われていたが、今では続けているところが少ないことから、子らにこの風習を伝え、長く続けてもらおうと、今回初めて取り組んだ。

 使った餅米は昨年5月に地元の桐本武司さん(73)の田で田植えをし、刈り取りなど一連の作業の後に収穫したもので、同日はメンバーら約30人が参加。桐本さんの自宅前のビニールハウスに2つのうすを持ち込み、約20kgをついた。

 餅がつき上がると、子どもたちは大人に教わりながら、俵や小判などを形作っていった。桐本さんたちから節分の行事についての説明も受け、作った餅をお盆に乗せて各家庭に持ち帰り神棚に供えた。

 北陵中学校2年生、渡辺貴大君(14)は「初めてしましたが、楽しかった。伝統的なものなので、いつまでも伝え残したい」と話していた。また近くに住む鎌田勝さん(68)は「昔はどこの家でもやっていました。5、6年前からその数が減ってきています。子どもたちが受け継いでくれることは本当にうれしい」と喜んでいた。


写真:大人たちに教わりながら、餅を形作っていった


台風被災から100日、天津保育園再開 金谷での合同保育お別れ会

 昨年10月20日の台風23号で床上浸水の被害を受け、園舎が使えなくなっていた福知山市上天津の市立天津保育園(渡辺富美代園長、46人)の復旧工事が終わり、あす2月1日から、同園での保育が再開される。ほぼ100日ぶりに子どもたちの元気な姿が戻ってくる。
仲良く遊ぶ両園園児たち
 23号では由良川と牧川からあふれ出した濁流で被害を受けた。浸水したうえに泥がたい積、畳は浮き上がり、机などの備品が使えなくなるなど、休園せざるをえなくなった。そこで10月22、23日には一部の保育園児を市立上川口保育園で受け入れてもらい、25日からは市立金谷保育園での合同保育に切り替え、バスなどで通園していた。

 鴨野町の金谷保育園(前田和子園長、25人)では、環境が変わったことで初めのうちは不安な様子の天津の園児たちだったが、金谷の園児たちと合唱や遊戯、金谷地区の探検などを一緒にするうちに、すっかり打ち解け、たくさんの思い出を作った。

 合同保育の最終日になる31日も、両園の園児たちは金谷保育園で仲良く遊んだ。給食は特別メニューを用意。子どもたちの大好きな料理を並べ、お別れパーティーをした。

 天津の渡辺園長は「金谷保育園をはじめ、後片付けを手伝っていただいた保護者や地域の方、消防団、市民病院付属看護学校の学生たちに感謝しています。初めのうちこそ子どもたちは『いつ帰れるの?』と聞いていましたが、いまでは新しい友だちと離れるのを寂しく思っているようです。金谷保育園とは今後も交流したい」と話している。


写真:最終日のきょうも楽しく遊んだ

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