両丹日日新聞1月28日のニュース
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成功要因は「若手の危機感」 福知山ITセミナーで長坂由佳さんが事例語る

 ホームページで商店街情報を発信して誘客に成功した「ささはたドッとこむ」の長坂由佳さんを講師に迎えた、福知山ITセミナー2005が26日夜、福知山市の福知山ファミリー4階で開かれた。府と福知山TMOが主催、福知山IT研究会、e丹波商人道場が共催。市内外から60人余の聴講者が訪れ、ITを活用した地域活性化策を探った。
事例を語る長坂さん
 長坂さんは東京都渋谷区の笹塚、幡ケ谷ブロック10商店街共同のホームページを99年に立ち上げ、地区の頭文字から「ささはた」と名付けて商店街の人たちと一緒になって運営してきた。商店の情報に加えて病院、図書館など地域のあらゆる情報を提供することでホームページへの関心を呼んでおいて、商店街の魅力をアピール。新宿などの都心部へ流れていた地元消費者の足を引き戻すことに成功した。

 加盟店にアンケート調査をしたところ、ホームページ開設後1年目には「効果があった」とする店が24%しかなかったのが、2年目には58%に増加。「数字に表れる効果より、数字に出ない効果が大きかった」という。「おいしかった」「親切だった」といった客の声が届くようになり、商店主たちが張り切って商売をするようになったことなどが、その例。店主紹介を見た客から声をかけられ、会話のきっかけになることも多いという。

 成功の要因として長坂さんは「商店街の人たちに強い危機感があった」ことを挙げる。ホームページ事業に反対する声もあったが「何もしなければ何も変わらない。いま出来ることをしよう」と強力なリーダーシップを発揮する若手たちがいた。商店街に加盟していない店にも門戸を開き「地域のホームページ」に育て上げる度量もあった。

 こうした事例を1時間にわたり話した後、質疑応答を1時間行い、「10商店街も集まれば意見調整していても話はまとまりません。強力なリーダーシップが必要です」などと、運営のポイントを紹介。行政を頼らず収益のあがる仕組みを自分たちで考えて運営していることなどを説明し、来場者たちに大きな励みを与えた。

 福知山IT研究会などは、同様のセミナーを2月にも計画している。


写真:「10商店街が集まれば、意見調整型ではなく強力なリーダーシップが必要だ」と話す長坂さん


「無事カエル」の置物飾る イラク派遣隊員の安全願い

「無事カエル」の置物 陸上自衛隊のイラク人道復興支援隊に参加する隊員の無事帰還を願い、福知山駐屯地は隊舎玄関に「無事カエル」と名づけた置物を飾っている。

 同駐屯地からはすでに2人が復興業務支援隊として1月にイラク入りしており、今後も派遣要請があれば隊員が現地に赴くことになる。派遣される全員の無事と任務完遂への願いを込めたシンボルとして置いた。

 カエルの置物は信楽焼で、無事と安全を祈り「無事カエル願太」と名づけた。背中には復興の意味を込めた「福子」、イラクとの友好を目指す「優子」とそれぞれ名づけた2匹の子ガエルを背負い、どっしりと構えている。


写真:陸自福知山駐屯地に飾られている「無事カエル」がイラク派遣隊員の帰りを待っている


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